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花守人と女神の庭師  作者: 江藤樹里
とある<庭師>の記録─<吟遊詩人>の詩から─
1/7

◆ある吟遊詩人の詩


 グラスフィールドにあるドライピリオドランドの<虫姫>が<女神の花>を狙い、ソイルシードへ進軍した。


 彼女が率いる<虫>はいわゆる害虫と、機械仕掛けの虫や、人間で構成される。<女神の花>のもたらす恩恵を受けようと、その土地を欲して進んでいた。


 ソイルシードには多くの<庭>があり、その数だけ<庭師>がいる。その中でも<女神の花>が落とした特殊な種子を育てられる限られた<庭師>は重宝された。特別な種子から育った<花>は少女の姿を得て成長し、花守人はなもりびとと呼ばれた。


 <庭師>の仕事は花守人を育て、強化すること。世話をしてくれる<庭師>を慕う彼女らは、そんな彼らが住まう国を守ると誓う。


 物作りが得意な妖精が彼女らのために武具をしつらえ、彼女たちは武装した。<女神の花>を守るために彼女たちは限られた期間、戦場へ赴き、短い命を終えていく。


 傷つくために戦場へ赴こうと傷付けまいとして<庭>で生涯を終えようと、彼女らが散り行く運命は変わらない。


 それでもあなたは育てなければならない。あなたは<庭師>だから。



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