試練6
今回はあの倒された時に来る部屋に飛ばされた。
どうやら前と違い準備させてくれるようだ。
できる限りバフをかけるとリベンジに向かう。
移動すると応龍は前と変わらずそこに佇んでいた。
「千威応龍。ここに見参」
応龍は弓を構える。
俺が初手に選択したのは《瞬天》だ。
やはり遠距離戦ではこちらが不利だ。
魔法が使えるならまた別だろうが使えない空間だからしょうがない。
「《瞬天》」
「いざ参る。《千威雷光》」
「《魔斬》!」
そうして《千威雷光》を対処して応龍に近づく。
すると応龍は弓から刀に武器を持ち替えた。
その隙に俺は攻撃する。
「《流閃》!」
「《千威神成》《千威雷掌》」
応龍は俺が攻撃すると攻撃や《魔装》なども無効化する《千威神成》を使う。
そうして攻撃を無効化するとカウンターとして《千威雷掌》を使い俺に攻撃をしてきた。
それを見て次の行動に移る。
俺はすぐに武技を使う。
「《真刀化》!《破魔斬嵐》!」
「ぐっ!?」
俺の放った破魔の力を宿した斬撃の嵐は応龍の攻撃を弾き飛ばし雷になっていた応龍の体も傷つけた。
これが俺が考えた対処法。
雷になっているなら魔法系と考えて破魔剣術効くと思った。
そうしてそれは的中し攻撃の防御どころか応龍へもダメージを与えることができた。
けれど応龍はそこでは終わらない。
すぐに次の攻撃を始めた。
「《千威剛断》」
「《雷迅》!っ!《剛落》!」
応龍は剛断を放つ。
それに対してこちらも雷の速度の攻撃で防御するとすぐに押される。
俺やもう片方の滅剣で上から応龍の刀を武技で抑え込む。
すると応龍はもう一本の刀で攻撃してきた。
「《千威雷閃》」
「《足払い》」
俺はすぐに避けようとする
雷の速さの一閃を避けるために選択したのは武技の《足払い》。
《足払い》は敵を足払いするため、しゃがみながら攻撃する。
それを使い雷閃を避けた。
しかし《足払い》をしたはずの応龍の体幹は崩れずに足が少し痺れた。
その上、避けたせいで最初の攻撃の押さえつけがなくなった。
雷閃を避けることはできたが足は痺れ、応龍の両手はいつでも攻撃できる。
どうやら選択をミスってしまった。
そうして応龍は足のしびれた俺に攻撃してきた。