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遺跡14


 大剣の重騎士は倒れた。


 特大剣で真正面から武技で倒したがこれで認められるだろうか?


 認められるか少し不安に思っていると倒れていた大剣の重騎士が動き出した。


 俺は身構える。


 すると大剣の重騎士は立ち上がり俺に話しかけてきた。


『見事だ。侵入者よ』


「あ、ああ。ありがとう」


 戦いの中ではずっと雄叫びしか聞いてなかったから驚く。


コメント︰キャー!シャベッター!

コメント︰喋れたのかよ

コメント︰前は喋らなかったよな

コメント︰イベントか


 大剣の重騎士は話を続ける。


『我が大剣を真正面から打ち破るなど強者とてできん。素晴らしい力量だ』


「ありがとう」


 そのまま大剣の重騎士が俺を褒めると更に話を進める。


『体と大剣に纏わせた紫の雷は無視され、紫雷撃は大剣で蹴散らされた。それもまた素晴らしい』


「ふむ」


 大剣の重騎士は戦いを振り返っている。


『まさに英傑!侵入者といえどここまで素晴らしい英傑は久しぶりだ!』


「ありがとう?」


 大剣の重騎士はそう言うとあるものを取り出した。


『我が認めた証としてこれを受け取ってくれ』


「これは?」


『我が大剣である!』


 そう。


 大剣の重騎士は使っていた大剣を取り出し俺に渡してきた。


「これは…。いいのか?」


『うむ!素晴らしい英傑であり大剣を使う者にはこれを使ってほしい!』


「わかった」


 俺はそう言うと大剣を受け取った。


 そういえばと大剣の重騎士の滅剣を出す。


「そういえばこれを使えるようにしてくれないか?」


『…おお!我が滅剣を英傑は持っているのか!』


「ああ」


『その滅剣は良いものだ!英傑ならその滅剣もうまく使えよう!』


「そうか」


 そう言うと大剣の重騎士は俺が見せた滅剣に手をかざす。


 そうすると滅剣は光り輝いた。


『…これで滅剣を使えるようになったはずだ!』


「ありがとう」


『どちらの武器を多く使うのかはわからない!だが英傑の力になると嬉しい!』


「ああ。使わせてもらう」


『うむ!さらばだ!』


 大剣の重騎士はそう言うと粒子になって消えていった。


 滅剣を装備してみる。


 しっかりと装備できたようだ。


「装備ができた。目的は果たせたな」


コメント︰元気だったな…

コメント︰大剣もらったー!

コメント︰面白い

コメント︰また見たい


 大剣も新しく手に入れて目的も果たせた


 これで遺跡一旦終わりだな。


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