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【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?  作者: 山咲莉亜
第2章 亜麻色の光

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8 重大なこと

「あーなんか疲れた。早く帰ろー……」

「ナギサ、今日はエリオットの妹君に会うんだろう? 中庭に行かなければならないのでは?」

「あっ……そうだね。また忘れてた」


 本日最後の授業の終わりを告げる鐘が鳴り、生徒達はそれぞれ帰宅の準備を始めた。中には生徒会やクラブ(主にファンクラブ)で残る生徒もいるが、その他の生徒は学園に残るとしても食堂に集まるのがほとんどなので、この時間帯に中庭にいる人はあまりいない。


 荷物をまとめて帰る支度を終えたところでランスロットくんに指摘され、今日が約束の日だったことを思い出した。エリオットくんはクラスが違うから中庭で待ち合わせだったけど、昇降口とは反対方向にある中庭に向かう道中に合流した。


「……あのー、エリオットくん? 俺、君に何かしたっけ?」

「別に」


 なんかすっごい睨まれてるんだけど……なんでかなー? 睨まれるようなことをした覚えはないんだけど、俺が忘れてるだけだったりする?


「じゃあなんで睨んでんの?」

「いや、妹がお前に会いたがっていると思うと……な?」

「シスコン怖いねぇ」

「妹が男に会いたいと言い出したのは初めてだからな。その相手がお前だと思うと複雑なんだよ」


 なんで俺だと複雑なの? 意味分かんないし……


「すみませんねぇ、美少女の妹さんに釣り合わないような男でさぁ。心配しなくても好きになったりしないって。俺には心に決めた相手がいるから」

「どうせ精霊様だろ?」

「そうそう、そうだよ。他にないでしょー」


 今の俺に恋人なんていないけど、良く知りもしない相手に恋することはないと断言できる。


「ん? あれ、ルーがいる。リーも一緒だ」


 二人とも最近良く見る大人の姿だね。リーは愛妻家の旦那様が嫌がるからすっごく久しぶりに見たけどさ。どうしたんだろ? さすがに学園内でデートはないだろうし……


「王様ー!」

「二人ともどうしたの? っていうか、リー可愛いすぎ」


 子供のリーも可愛いけど、大人のリーは可愛さの中に色気もある、少しウンディーネに似た雰囲気を持ってる。可愛すぎてヤバいんだけど。美少女の大人バージョンって感じ? 愛されているおかげなのか、見る度に可愛くなってるし、ルーが俺に見せたがらないのも分かる気がする。


「口説かないでください。ナギサ様でも許しませんよ」

「可愛いって言っただけなんだけどー。それでどうしたの? 何かあったのかな」

「いえ、今は特に」

「今は?」


 今じゃなかったら何かあるってこと? 基本的に何でもハッキリ言うルーにしては珍しく濁した言い方。


「なんと言いますか……ナギサ様に関わる重大なことが起きる予感がしまして。良い意味での勘だとは思うのですが、今は絶対にナギサ様のお傍にいるべきだと感じたんです」

「重大なこと? ……心当たりはないなぁ」


 ルーもそう感じた理由が分からないみたいで、眉を下げて困った顔をしてる。他の皆も顔を見合わせて首を捻っていた。


「まあ良いや。何か分かったら教えてよ」

「はい」

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