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【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?  作者: 山咲莉亜
第2章 亜麻色の光

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4 学園祭の出し物

 ◇


「……ということで、今年も秋に行われる学園祭の準備を始めたいと思います。クラスでの出し物を決めて、その後に役割分担してください」


 学園祭の説明を終えた先生は教室から出ていった。この学園では毎年学園祭が開催される。様々な屋台や出し物をしたりなど、すごく盛り上がるから内部からも外部からも人気を集めているらしい。


 毎年学園祭の名の通りお祭り騒ぎだから学園祭については俺も知っていたけど、まさか自分が出ることになるとは思わなかったね。


 そこからは学年の首席でクラスリーダーであるセインくん主導で学園祭の出し物についての話し合いが始まった。学園祭の出し物は各クラス一つずつと個人での大きく分けて二つある。

 個人の方はやりたい人だけで、仲の良い人と一緒にグループになって行うことが多い。


 クラスでの出し物についての意見は、やっぱり演劇とかが多いかな? あとはカフェみたいな定番のやつ。どれも普通過ぎてつまんないねぇ。


「眠そうだな」

「ん……どれも普通すぎて面白味がないなーと思ってね。どうでも良くなっちゃった」

「そうだな……せっかくだからこのクラスしか出来ないようなものが良いよな。このクラスといえばやっぱり一組だから優秀な人しかいないのと、ナギサがいることも特徴の一つか。精霊を使ったなにか……は、精霊にパートナーがいる生徒はあまりいないし…」


 ん? 精霊を使った出し物? ……良いかもしれないね。


「はいはーい! セインくん、意見良いですかー?」

「どうぞ」

「ランスロットくんの案なんだけど、精霊を使った出し物はどうかな? このクラスに精霊のパートナーがいるのは何人くらい?」


 ぐるっと一周教室内を見回してみると精霊の祝福を受けている、あるいは契約しているという人は二人だけ。まあこんなものかな。これでも多い方だろうし。


「もし精霊を使う……というか、魔法を使った出し物をしたいなら精霊達にお願いして手を貸すよ?」

「! 皆さんどうでしょうか? 僕は良い案だと思います」


 セインくんがそう言うと、『良いんじゃねえの?』『私は良いと思うわ』『せっかくこう言ってくれているんだしこの案に乗らないか?』などと話し合う声が聞こえてきた。ざっと聞いたところ反対意見はなさそうだねぇ。

 どうせなら楽しい出し物の方が俺達も見に来る人も気分が良いでしょ。ランスロットくん、ナイスアイディアだね。


「では今年の学園祭、二年一組は精霊様にご協力いただいて魔法を使った出し物をする、ということでよろしいでしょうか。反対意見のある人はいますか? ……大丈夫ですね。では決定したいと思います。次に内容を決めていきたいと思います」

「はい! 私は魔法を使った演劇が良いと思います! 何の劇かはこれから決めるとして、よりリアルな演出をするのに魔法を使えば良いのではないでしょうか?」


 この世界で定番の劇と言えばやっぱりシンデレラ風の物語とか、ロミオとジュリエット風、白雪姫風みたいな前世でも有名だった作品だよね。シンデレラや白雪姫なら実際に魔法を使うシーンが出てくる。

 たしかに、せっかく魔法を使うのなら劇が良いかもね。観ている人も魔法を使っているのだと分かりやすいし、リアリティが出るとより豪華に感じられる。


「そうですね。やはり演劇が一番やりやすいですか。ですが定番でもありますね……」

「どうせなら俺達風に物語をアレンジして全員が魔法を使うようにしたらどう? それなら面白いんじゃないかな」

「ですが魔法を使うのには練習がいるのですよね? 学園祭に間に合うでしょうか?」

「俺が教えるんだから問題ないよ。どうしても難しいという人は優先して裏方に回せば?」

「それが実現するなら盛り上がりそうだな」


 魔法を使うって、中々貴重な体験で良い思い出になると俺は思うんだよねぇ。精霊とパートナーになれることは滅多にないし、その上魔法を披露するなんて今後一生ないようなものでしょ。

 本気で頑張りたいなら大精霊を呼んであげても良いしね。学園祭の出し物、内容は自由でクラス部門と個人部門の二種類、それぞれ賞がある。そのまま『最優秀賞』なんだけど名誉賞だからね。賞を得られたら将来的にもすごく誇れることなんだって。だから皆本気なんだよ。ただただ楽しみたいというのもあるだろうけど、どうせなら賞を取りたいんだろうねー。


 だから頑張るなら俺も力を貸しても良いかなーって。なんでそこまでするのかって聞かれるとただの気まぐれだとしか答えようがないけどさ。

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