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【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?  作者: 山咲莉亜
第3章 動き出す思惑

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96 火と風の精霊

「火の精霊は攻撃特化だから、ルーの言う通り敵が強くても大丈夫でしょ。だけど念のため、地の精霊とペアになって戦ってほしい。その方が攻守どちらも確実で安全だから」

「御意」

「と、当日までにサラマンダーと詳しく……話して、お、おきます…………」

「そうして。あっ、言い忘れてたけど建物は破壊しちゃっても大丈夫だよ。俺が元通りにするから」


 逃げ遅れた人がいる可能性もあるからそこだけ注意してね、と付け加える。創造魔法は地属性と無属性を掛け合わせたものだけど、改めて魔法って本当に万能だね。


 ちなみに、俺はさっきから彼らの采配に任せると言ってるけど、今回ばかりは面倒だからじゃないよ? 精霊王である俺ももちろん各属性のことを理解してるけど、同属性にしか分からない感覚ってあると思うんだよ。だから俺が全てを取り仕切るより、適度に任せた方が上手くいくんじゃないかなって。


「僕達風の精霊はどうしますか?」

「君達は全方面の支援をお願いできるかな? 風の精霊は拡声魔法や集音魔法が使えるから、他の精霊よりも情報が早いよね。俺を含めた各方面への伝達もできるし、特化ではないけど攻守どちらもいけるでしょ。それぞれ別々の動きになると思うんだけど、どう? できそう?」

「可能です。ではそのように致しますね」

「うん。他のみんなと同じようにシルフも自分のやりやすいように指揮して」

「御意」


 一応全員大まかな指示は出したけど、それぞれ臨機応変に動いてくれると思う。今回ばかりはルーも俺と別行動になるかな。代わりにノームが傍にいる。あとはアリスやエリオットくん、その他の協力者だけど……


「んー……ジェソンさん、王宮魔法師団はどれくらいの人数を借りられる?」

「お望みでしたらいくらでも構いませんよ」

「じゃあ全員の手を借りようかな。戦闘組と後方支援組で別れてほしいから……」


 集まった人達に断りを入れ、一瞬私室に転移して便箋とペンを用意した。俺が直接伝えに行くのも良いけど、それだとすぐには無理だから手紙を書いてノームに渡してもらうことにする。


「な、何を書いて……いるのですか……?」

「最終決戦について、王弟殿下に伝えたいことがあってね。だからノーム、渡しておいてくれない?」

「しょ、承知……致しました……」

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