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【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?  作者: 山咲莉亜
第3章 動き出す思惑

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64 迫る会議の時間

「……ねぇルー、やだよ。会議室が近付いてきちゃったよ」


 少し早めに水の宮を出た後、わざわざ街を歩いて王城まで来た。転移魔法を使わなかった理由は一つ、少しでも時間を稼ぎたいから。……早めに宮を出てるから意味ないんだけど。

 ちなみに今回使用される会議室は王城の奥の方にあるんだけど、もう目と鼻の先だよ。俺は基本的に傍観に徹するつもりとはいえ、内容によっては腹の探り合いをすることもあるような場所に行きたいとは思えない。緊張感がすごいと思うよ。


「いい加減腹を括ってください。腹の探り合いなんて、ナギサ様が大得意な分野じゃないですか」

「好んでやってるわけじゃないし」

「身分を証明するものを提示してください」

「はい」


 ほら、そんなこと言ってる内に会議室の前に着いちゃったよ。部屋の中から感じる気配の数からして、恐らく参加者のほとんどが集まってる。俺も結構早めに来たんだけど……あ、そっか。ほとんどが王城に滞在してたから早めに着いたのか。


 身分を証明するものは何でも良いので、瞳の色を変えることにした。精霊王の象徴する色は虹色。ナギサの瞳は青色だけど、精霊王の瞳は虹色だからいつでも変えて見せることができる。虹色の瞳を持つのは世界でただ一人、精霊王のみだからこれで証明になるでしょ。


「せ、精霊王様ですね……! どうぞお入りくださいませ」

「うん、ありがとう」


 扉開けてくれたのでそのまま入室すると、思っていたよりも人数が多かった。無言で書類を見返している人もいれば、友好国の代表者と話している人もいるね。でもやっぱり俺達が入ると驚いたように目を見張っていた。精霊の気配丸出しのルーに視線が入ってるのが分かる。俺よりルーの方が注目されているのは、俺が違和感のない程度に気配を消してるから。だって目立ちたくないもん。


「…………」

「いたっ! ちょ、何するの」


 俺が気配を消していることに気付いたのか、ルーが肘で思いっきり脇腹を小突いてきた。おかげで少し気配を消していたのに俺の存在に気付かれてしまった。


「……ルーのせいだからね。許さないからね」

「自業自得というものです」

「ナギサ様、こんにちは。ちゃんと来てくれて安心したよ。ルー様もお久しぶりです」


 一気に刺さる視線に、もう隠れるのは無理だなと諦めて用意されていた席に座る。俺の隣はジェソンさんとレン。ジェソンさんはまだ来ていないけど、この配置にしたのは他の人が隣だとまともに話すこともできなくなりそうだからだろうねー。

 いきなり話しかけたレンの姿に部屋の中が騒めいた。何事かと思ったけど、そういえば俺らが仲良くしてることはほとんどの人が知らないということ思い出して納得した。


「お久しぶりです。お元気そうで何よりです」

「あのさ、今更なんだけどこの後から夕方まで八時間くらいあるよ? そんなに話すことがあるの?」

「さあ、どうだろう? 毎年違うからね。一日で終わらない年もあるし数時間で終わる年もあるから」

「へぇ……」


 面倒なのは変わらないんだけど、初参加だからどんな感じか興味もある。まだ来ていないのはジェソンさんだけかな。こちらに向かっている気配があるし、数分後には始まりそうだね。

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