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【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?  作者: 山咲莉亜
第1章 幕開けは復讐から

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24 突然の訪問者

 あの後、俺は面白そうなことを思いついた。『この屋敷にくる頻度はそんなに多くないと思うけど、望むなら毎日でも勉強を教えてあげる。もう少し先の話にはなるけどね』と言うと、どういう意味かと聞いてきたので秘密とだけ伝えた。話しちゃったら面白さが半減するからね?


「えぇ!? ……っあはは! ナギサ様っ、ほんとに発想が普通じゃない……!」


 俺が思いついたことをウンディーネに話すと案の定大笑いされた。発想が普通じゃないというのは褒められてるのか、それとも貶されるのか分からないけど……まあそれは俺も自分で思う。


「本気で言ってます? 正気ですか……?」


 そんな面白がっているウンディーネとは逆で、頭が痛いとばかりに額を抑えて苦い顔をしているのはルー。別に難しく考えなくても遊びの一環だと思えば良いのにねぇ。


「もちろん本気で正気だよー。心配しなくてもきっかり一年で帰ってくるからさ、許して?」

「はぁ……分かりましたよ。精霊王様のお望みのままに。手配してきます……」

「ありがとー」

 諦めた顔で部屋から出て行くルーはやっぱり真面目すぎると思う。なんていうか、俺の思い通りにする必要はないのに何だかんだ言って願いを叶えてくれる。だけど、どちらかというと苦言を呈すのが面倒というのが本音な気がする。

 自分で言うことじゃないけど破天荒な主人の側近は大変だねー。どの種族にもあるよね。良くも悪くも行動力がある主人とそれに振り回される傍付きっていう主従関係。


「ふふ……あははっ、助けて……お、お腹痛いっ」

「笑いすぎなんだよ」

「だって……!」


 ずっと笑ってる。元はと言えば俺が変なこと考えたのがいけないのかもしれないけどねぇ……でも思いついちゃったものは仕方なくない? うん、俺のせいじゃないよねー。


「はぁ……っ、ナギサ様ぁ? ナギサ様が遊びに行ってる間にまたこの前の人たちが来たよ。呪いに関わっているかもしれない」

「あ、そうなの? もう帰っちゃった?」


 また来たってことは体調崩したのかな。あれがほんとに呪いだったなら一度の浄化ではほとんど意味がなかったはず。呪いを完全に浄化するのは簡単なことではないから。

 呪いは時間が経てば経つほど症状が酷くなる。彼は大丈夫だったけど、最悪の場合呪いを掛けられた瞬間に死んでしまうこともある。


 さらに言うなら、精霊殺しによる呪いは時に精霊王でも力が及ばないこともあるんだよね。簡単に出来ることではないのと、術者の負担もある分、呪いの効果は非常に強力なんだよ。


「ナギサ様が何とかするかなぁと思って、勝手だけどこの宮に入れちゃった。客間にいるよ。ごめんなさい」


 あ、そうなんだ。ちょうど良いね。俺は彼らが何者なのか確信がついてないし、調べたら良いんだけど時間がかかりそうだから可能なら本人たちに聞きたい。


「気にすることはないよ。むしろ助かったからありがとう。俺はそっちに行くから、取りあえず全員外に出ててねー」

「うん。何か分かったら教えてねぇ? わたしはちょっと他の大精霊に知ってることはないか聞いてくるよぉ」

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