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【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?  作者: 山咲莉亜
第3章 動き出す思惑

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51 会合一日目

 ◇


 普段感じない気配がたくさんある。今日は世界会合の一日目、これから三日間かけてこの世界に存在するすべての国々の代表者が集まり、会合が行われる。今日この国に到着した人もいれば数日前には来訪していた人もいる。遠い国だと一ヶ月以上かかるらしいから大変だよね。


「ねぇシルフ、会合って同じ国に住んでいるけど魔族やエルフ族も参加するんだったよね?」

「はい。各国から集まるのも特別な理由があって代理が来る場合は例外ですが、基本的には国王が参加します」

「……ちなみに、去年はどうだった?」

「ナギサ様以外は国王でしたね」

「だよねぇ……」


 うん、絶対にそうだと思ったよ。今までは宮に引きこもってたし、あまり詳しいことは聞かずに重要事項だけ報告してもらってたから知らなかったんだけど、街もすっごく盛り上がってる。今年はお祭りをするって聞いてたけど、それにしても観光客が増えすぎだよね。

 だけど同時に緊張感もあるからこの会合がどれだけ重要なものか良く分かる。……まあ何が言いたいのかと言うと、この規模の会合を面倒だからっていう理由でサボってた俺、ヤバいね?


「今日は何かご予定があるのですか?」

「レンと会ってくる。たしか王城に滞在するって言ってたかな。今日到着するらしいから少しお茶をする程度だけど」

「隣国の皇帝陛下ですよね」

「そう」


 リューク・エレン・ヴェリトア。この国、ティルアード王国の隣に位置するヴェリトア帝国の穏やか爽やか皇帝陛下。


 皇族は隣国であるティルアード王国の血が何度も入っているからか比較的長生きな方で、個人差はあるけど二百歳くらいまでは生きる人もいる。こうして考えると、この世界は前世に比べて長生きな人が多いんだよね。いろんな種族がいるからって理由もあるかもしれないねー。


 何年か前に偶然帝国を訪れていたとき、雨で馬車が崖から落ちて瀕死だった彼を見つけた。それが帝国皇帝陛下だったってわけ。出会いはそんな感じだけど、結構仲良くなったんだよね。

 彼も二十代とかではないはずなんだけど、童顔なのもあってかすごく若く見えるんだよ。それこそ、前世で俺の兄弟と間違えられていた両親と同じくらいに。


「シルフは? 毎年俺の代理をしてくれてたけど、今年は他の予定入れてるの?」

「いえ……この時期はいつも忙しくしていましたが、予定が空いたら空いたですることがなくて困っています。仕事は終わっていますし」

「ごめんって。押し付けてた俺が悪かった。エルサちゃんは? たまにはデートでもしてきたら良いじゃん」


 そう提案してみたけど、『エルサは観光客のために店を開けるそうなので忙しく、僕が手伝っても逆に迷惑になりそうなので見ていることしかできませんし、エリオットとエルサは友人と遊びに行くそうです』だって。

 みんな、寂しそうだから少しは父親に構ってあげてよ……俺は自分の父親を全力で拒否してたけど……

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