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【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?  作者: 山咲莉亜
第1章 幕開けは復讐から

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22 シュリー家に訪問

「こんにちは。久しぶりだね、元気にしてたかな?」


 あれから数ヵ月の月日が流れた。三月の半ばになり、ティルアード王国にも春が訪れようとしていた。ここ数か月は特に何もなく、寝るか読書か精霊と戯れるかだけで時間が過ぎていった。調べてはみたけど結局呪い(仮)のことはまだ何も分かっていない。そして今日はシュリー公爵家に様子見を兼ねて遊びにきていた。


「お久しゅうございます、ナギサ様。またお会い出来て光栄ですわ」

「俺も嬉しいよ。セナちゃんは少し大きくなったかな?」


 貴族令嬢らしく落ち着いた雰囲気で出迎えてくれたセナちゃんの身長は、前に会った時よりも高くなっている気がした。今日は事前に訪問することを伝えていたからか、可愛いドレスを着て、長いピンク色の髪をハーフツインにしておめかししてた。これからもっと可愛くなっていくのかなーと思うと成長を見るのが楽しみになってくるね。


「ご機嫌麗しゅう、精霊王ナギサ様。今日はどのようなご用向きでしょうか?」

「遊びに来ただけだよー。これ、売るなり人にあげるなり好きに使って」

「これは……『精霊王の涙』、ですよね……? こ、このような貴重なもの頂けないです」


 えー……それは俺が困るんだけど。


「いま俺はその宝石を両手がいっぱいになるくらい持ってるんだよね。でも使い道がないし、自分で持っているのは気恥ずかしいからさぁ……もらってくれないかな?迷惑ならいいけど……」

「め、迷惑ではありませんが……現在この宝石を所有しているのは王族の方のみでございます。このような貴重なものを頂けるのはとても嬉しいのですが、本当によろしいのですか?」


 え、王族なら持ってるの? まさか俺の涙じゃないよねー? ……違うよね?


「良いんだよ。俺が持っていても仕方ないから」

「そういうことでしたら、ありがたく頂戴します」


 嫌そうじゃなくてよかった。今後も持って来よ。でもさ、普通誰かの涙から出来た宝石なんていらなくない?自分のだからかもしれないけど、俺なら貰ってもすぐに売っちゃうよ。こんな風に喜ばれると恥ずかしくなったので扇で口元を隠す。こういう時にも使えて便利だね。出来れば使わないといけないことが起こらない方が助かるんだけどさ。


「今日はお兄ちゃんたちはいないの?」

「お兄様方は今、お部屋で勉強をしておりますわ。見に行かれます?」

「そうだねー。邪魔にならないようにこっそり行こっか」


 公爵夫妻は王城に呼ばれてるとかで、俺を出迎えたその足で出かけていった。セナちゃんと顔を見合わせて薄く笑い、二人のいる部屋まで案内してもらう。教え合うために同じ部屋で勉強しているんだって。長兄であるセリスくんも次兄のセインくんも、学園では常に成績トップらしいよ。

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