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【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?  作者: 山咲莉亜
第2章 亜麻色の光

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77 二人いるなら三人目も

「とりあえず俺の正体が知られていたことについては良いから、その雰囲気をどうにかしてくれない? 完全に雅の空気感なんだよね。いつものエリオットくんに戻ってほしいんだけど?」

「無理だろ」

「努力するくらいはできないの? それと雅、今何歳?」

「十六歳だな。この体はエリオットだから。今年の冬で十七だ」


 まあそうだよねぇ。前世では俺とアリスが同い年で雅が三歳年上だったから、今はこの三人の中で一番年上なのが俺で変な感じ。年齢なんてどうでも良いけど、違和感はある。精霊王は容姿こそ変化しないけど、数千年生きるから年齢を気にしないというよりも覚えられない。今は三、四百歳くらいかなーって感じですでに曖昧だし。


「んー……それなら弟扱いしないでね?」

「それは無理な相談だな」

「私はお兄ちゃんがお兄ちゃんに転生したからお兄ちゃんって呼ぶけど、ナギサは呼び方を変えないといけないんじゃない?」


 ややこしいねー。でもアリスの言う通りだよね。前世では『雅』って呼んでて、今世では『エリオットくん』って呼んでいるから……どうするべきだろうね。普通はエリオットくんって呼んだ方が良いんだろうけど、中身が雅だと思うと違和感しかない。


「……じゃあエリオットくんの中身を知ってる人の前では雅って呼ぶよ。それ以外の時は今まで通りにしようかな。だから雅、人前ではエリオットくんでいられるよう言動に気を付けてねー。抱き着いてこようとすれば容赦しないから」

「お前が言うと冗談に聞こえないんだよな」

「当たり前でしょ。冗談で言ってるつもりはないんだから」


 久しぶりに抱き着かれたよ。会う度にほぼ毎回抱き着いてこようとするから、回避できるようになっていたけど、今回は不意打ちだったし。


「それで、三人になりたいって言ってたのはこの話のため?」

「ああ。お前のクラスの演劇で光の王子を演じる姿を見て思い出したから混乱した。転生者が同じ世界、同じ時期に三人ってヤバくないか?」

「二人いるなら三人目がいてもおかしくないけど、あの人は雅のことも知ってたのかな……」

「あの人?」

「世界だよ。自称息子大好きの神みたいなもの。血の繋がりはないけど、一応俺の親になるねー」


 俺が自分の魔力に変換したから、魔力での繋がりもないようなものだけどね。何の繋がりもないけど、俺をこの世に生みだしたのはあの人だから親といえる存在ではある。認めたくないけど。


 お願いなので、もうしばらくは会いに来ないでくださいね。できれば一生会いに来ないでほしいですけど。


 普段は考えていることが伝わらないようにしてるけど、これはわざと聞かせた。暇人だからいつも俺の思考を読もうとしているし、今の言葉もちゃんと聞き取ったでしょ。

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