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ある転生者はハーレムの主に収まる

 で、まぁ天職の儀も終わり大人となったことで独り立ちしなきゃいけないんだけど、そもそも男がいなくても回る世界なので男の立場は低い。まあ、今の状態でもヒモとしては生きていけるだろうけどそのためには子作りできる体にならなきゃいけない。

 どうもこの世界、性機能は封印されて生まれてくるらしくこれを開放するためにはとあるダンジョン産のアイテムで封印を開放してやる必要があるらしい。そのダンジョンというのがユグドラシルダンジョンと呼ばれるものでここでタイトル回収ですよ。

 ハーレム云々がなくても子供をなせる男はそれなりの評価を得るらしいのでハーレム云々がなくてもいずれ挑戦することにはなってたろうなーなんて考えつつ引っ越しですよ。

 リオの子供を授かり隊の中にダリアって子がいるんだけどこの子元いじめっ子なのよね。俺はいじめとは感じなかったんで気にしてないんだがいじめたのを反省したのか貢ぐ貢ぐ。俺の冒険者用の装備もこの子の紹介で5割引きですよ。まぁ大手商会の娘さんらしいのとその系列のお店で買ったってのもあるんだけどそこまで気にしなくてもいいのになーとは思う。


 で、その装備を選んでる最中についにエリーに名前で呼ぶことを確約させました! さすがにいつまでも天使ちゃん呼びはねぇ……

 ……まぁTシャツ半ズボンのちょっときわどい恰好で”名前で呼んで?”って迫ったのはやりすぎかなーなんて思ったりするんだけどね。男がこういうう格好はこっちじゃだいぶエロい格好らしいからなぁ。おかげで夜のくちゅ音が増えたし。


 っと、話がそれた。引っ越しなんだがそのダリアが授かり隊の拠点……というか俺の住む家としてだいぶでっかいお屋敷を調達してくれたのよ。使用人付きで。こんなことされたら一日でも早く”至上の快楽”とやらを与えられるようにならなきゃなーとも思うわけですよ。で、そうなるとユグドラシルダンジョンに行く必要があるわけで、となるとエリーとトトリもついてくるだろうし、……NTR怖い。





 で、だ。引っ越しも終わり、いつの間にか決まっていた日替わりの添い寝当番とやらにも慣れたころ、俺とエリーとトトリのパーティーはエーデルの街に隣接するダンジョンのボスに挑んでいた。

 このダンジョン、生産系のダンジョンなだけはあり食材や素材のドロップが多い。おまけに広くて1層しかないダンジョンだから敵もそんなに強くないしほんと駆け出しの初心者がチャレンジするには最適なダンジョンなんだよね。

 で、エリーとトトリもダンジョンに入るまでの1年の間に十分強くなっていてエリーは全体物理攻撃技を覚えていたしトトリは中級魔術をいくつか操れるようになってたんだ。

 ……つまりは俺の出番がないです。いや、俺ヒーラーだから活躍の場がないというのはいいことなんだけどね~。一応引きずられるようにレベリングされた結果メイスの技もいくつか覚えたから全く役に立ってないってことはないんだけど。

 うーん、ゲームでは全員仲間にしたときはLv1だったからもしかしたらゲームの主人公がいない可能性もワンチャンあるんだが……いや希望的観測はよそう。それに主人公がいなくても普通に寝取られる可能性ってのはあるわけだし。

 だってさぁ、ユグドラシルダンジョンって要するにそういうことができるようになりたい男たちが集まる場所なんでしょ? だからエリーとトトリは普通にかわいいしそういう対象になってもおかしくないわけだ。

 ゲームではモブで催眠とか使える奴らがいたような気もするし気は抜けないよなー。

 こういう時男の娘という記号を持たされた容姿が憎くなる。だって威圧しても全然効果がないんだもん。


「リーオ! 戦闘中にぼーっとしない! 私が絶対行かせないけど何が起こるかわからないんだからね!」

「そうですよリオ。もちろん何が来ても指一本触れさせませんけどダンジョンは危険なんですから」


 ……二人の愛が重い。特に添い寝が当番制になって俺と寝る機会が減ったからか一時期はべったりだったこともあるんだよねぇ。

 とりあえずこの戦闘が終わったら二人にはご褒美のキスをするとしてとりあえずは目の前のことに集中しますか!

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