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双子の女の子達

双子の姉 エリーシャ


 私の名前はエリーシャといいます。親しい人はエリ―っていうけどね。将来の夢は冒険者になって一攫千金! 一度でいいから王宮で出されるようなおいしい料理を食べてみたいってのが原動力なので家族からはよく食いしん坊のエリーって言われてます。


 そんな私が7歳の時、ダンジョンのある町、エーデルに引っ越すことになりました。小規模とはいえダンジョンですよダンジョン! 冒険者を目指す私はテンション爆上がりです。

 10才になって天職を授かったら3人以上のパーティーを組めばダンジョンに入れるようになるんです! わたしともう一人は双子の妹のトトリとしてもう一人は誰にしようか?

 新しい街で素敵な出会いがあるといいなーとか考えながらワクワクしながらエーデルの街へ向かいました。そして私は()()に出会ったんです!


 新しい家に荷物を運びこんだ私たち家族はお隣のおうちにあいさつに向かうことにしました。この時の私は正直そんなことより早くこの町を探検したい気持ちでいっぱいでした。

 お隣に住んでいたのはニーナおばさまと天使? と見まがうばかりのとてもかわいらしい子でした。そしてなんかお日様のポカポカするようないいにおいががします。

 私は一目見て気に入っちゃいました。この子と一緒にダンジョンに行けたらいいなーって。


 でもちょっと変なんです。普通子供はスカートをはいているのにその子はズボンを履いていて何か隠しているのか股間のあたりがもっこりと膨らんでいました。


 そして聞く衝撃の事実。この天使ちゃんはなんと男らしいのです!


 ……とはいっても私は男についての知識を持ってないのでよくわかりませんでした。ただ男と聞いた瞬間えも言われぬ高揚感と一緒にとても心臓がどきどきしだしたのが今でも鮮明に思い返すことができます。


 早速仲良くなろうと妹と一緒に近づいたのですがこの天使ちゃんはなんかボーッとしてブツブツ呟いていて私達のことを見てないような感じがしたんです。


 だからちょっと悪戯をすることにしました。


 もし嫌われたらってことがちょっと頭をよぎりましたが挨拶に来た私達をほおっておいて考え事をしているこの天使ちゃんが悪いと思います。

 いたずらの方法を妹に伝えると妹は”この子は男なんだよ!”とその内容に恐れおののいていましたが私はこの天使ちゃんが股間に何を隠しているかのほうが気になりました。

 それに妹もやはり気になるのか最終的には手伝ってくれることになりました。もしかしたら私達へのサプライズプレゼントを隠しているのかもしれないしね!


―――


双子の妹 トトリーア


 私の名前はトトリーアと言います。親しい人からはトトリって呼ばれます。

 私には双子の姉がいます。エリーシャといって活発で元気があって運動もできてみんなからも好かれていて……私とは正反対。


 今回の引っ越しだって姉はダンジョンが近くにあるーって喜んでいますが私は前に住んでいたところが忘れられず未だうじうじしている始末。……いけませんね……私が何を言ってももうどうしようもないのですから切り替えないと。

 そうこうしているうちに引越し先のお家もある程度片付きお隣のお家に挨拶に行くことになりました。そしてそこで私は()()と出会ったのです!


 お隣りに住んでいたのはニーナおばさんとリオと紹介された私達と同じくらいか多分年下の子供でした。その子を始めてみたとき私は一瞬我が目を疑いました。だって天使が目の前にいるんですよ!?

 そして股間の不自然な膨らみ……私は思わず生唾を飲み込みました。もしかしたらあの膨らみはわたし達にはついてない……


 やはりリオちゃんは男でした。男と認識してリオちゃんを見ているとなんだかポカポカするような……あれあれ私どうしちゃったのでしょう? 体がとっても熱いです。

 自分の体調の変化に戸惑っているとねえさんが友だちになりに行こうと私をリオちゃんの前に連れ出しました。ちょ、ちょっとまってねぇさん。私心の準備が……


 リオちゃんの前に出ても失礼なことながら私の視線は股間の膨らみが気になって仕方ありません。

 男は女に極上の快楽を与えることができるという眉唾ものの噂があります。もしそれが本当なら男にあって女にはないあの股間の膨らみにヒントが有るに違いありません。


 そんな事を考えているとねえさんから悪魔のような提案がなされました。そ、そんなことが許されていいわけがありません。でもねぇさんの意志は固いようで……

 うん、私はねぇさんを手伝っただけ。そんな自己嫌悪に陥りそうな言い訳を用意して私達はリオちゃんに迫ります。


 リオちゃーんお姉さんたちにちょっとその膨らみの中身見せてくれないかな?


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