バトルマン2
僕の名は神谷学。中学2年生です。
僕の兄はバトルマンとして、悪と戦い戦死しました。
僕は兄の遺志を継ぎ、バトルマン2号となり、悪と戦う決意をしました。
深夜・・・
僕は兄の変わりに、ナースムーンのDVDをレンタル屋に返しに行き、電池代を払うついでに、タバコを買いにコンビニに行きました。
「いらっしゃいませ!」
「兄の変わりに電池代払いに来ました。あと、マイセンを一つ」
「すいません。未成年の方にはタバコを売ることは出来ません」
なんてケチな店なんでしょう。
仕方なくエロ本を立ち読みする事にしました。
その時です!
「全員動くな!おい!金を出せ!」
「(また、うちの店に強盗が入ってきたよ。あの兄弟は疫病神だな・・)」
店員は二人、お客は僕を合わせて六人、相手は拳銃を持っている凶悪犯です。
顔はマスクとサングラスで隠し、やや小太りの男性です。
「皆さん、安心してください!僕が犯人をやっつけます!」
兄は、ベルトの電池が切れてたため、変身する前にやられてしまったが、僕はベルトを改造し、電池がなくても変身出来るようにしました。
そのかわり、アイーンを3回して、コマネチをしなければ、変身出来ません。
「アイーン、アイーン、アイ・・」
ドキュン!
「まだ変身していないのに撃つなんて・・・」
「うるせー!早く金出せ!」
このままでは兄と同じパターンになってしまいます。
それでは、読者に申しわけないので、気合いを入れて変身して見せます。幸い急所は外れましたし・・・
「アイーン、アイーン、アイーン、コマネチ!」
一瞬黄金に光、そしてバトルマンに変身出来ました。
何故かバトルスーツの色はピンクで、しかもミニスカート・・・
これは「仮面マン」と同じパターン・・・読んでない人は、読んでください!
「行くぞ!悪者!バトルレーザーガン!」
ビビビー!
だが、初めて使うため、犯人の後ろのオバちゃんに当たってしまった・・・
オバちゃんは倒れ、僕の方を睨み、
「この悪党が・・・」
と、言い残し、息を引き取った・・・
これが戦い・・・
「オバちゃんの仇!覚悟しろ!」
「お前が殺したんだろう」
「うるさい!こうなったら、バトルキャノン砲でお前を殺す!」
「お客さん、やめてください!店が壊れます」
「発射!」
ドドーン!
ついに悪者を退治しました。
だが、戦いとはむなしい・・・
この戦いで、たくさんの罪のない人たちが、犠牲になってしまいました。
しばらくすると、警察の方が来ました。
「ご苦労様です!悪人はこのバトルマンが退治しました!」
「そうか・・言いたいことは署で聞こう」
そう言って、僕の手に手錠が・・・
僕は警察に逮捕されました。
何故逮捕されたか分かりませんが、困ったのは、エロDVDの返却が今日までということです。
バトルマン2号・・・無差別殺人の容疑で逮捕される。
死者は、犯人一人、店員二人、お客五人、さらに近所に住む住人や通行人二十九人である。
後に、バトルマン事件とよばれる事件である。