バトルマン
僕の名は神谷正、高校一年生です。
僕はいつも平和を願っています。
だが、どんなに時代が変わろうと、悪人が消える事はありません。
僕はそんな悪人と戦うために、正義のヒーローに変身出来るベルトを完成させました。
これで悪人と戦いたいと思います。
深夜・・・
僕はお腹が空いたので、近くのコンビニにカップラーメンとエロ本を買いに行きました。
僕がエロ本を選んでいたら、
「金出せ!」
と、拳銃を持った強盗が現れました!
早速僕の出番です!
「皆さん、安心してください!僕が皆さんを守ります!」
「クソ餓鬼!おとなしくしろ!」
「黙れ!悪党!変身、バトルマン・・・あれ・・」
どうした事でしょう・・変身できません。
「(実験の時は何度も変身できたのに、何故!?もしや、電池切れ!?そういえば、テレビのリモコンの電池がなくて、その時、ベルトの電池使ったんだ。しかし、ここはコンビニだ。電池は売っている。)」
「早く金出せ!」
「店員さん、お金はあとで払います。今は電池が必要なんです」
急いで、電池を交換し、今度こそバトルマンに変身し、アイツを倒します!
「へんし・・」
ドキューン!!
し、信じられません・・・僕が変身する前に撃つなんて・・・
僕の中では、悪者はヒーローが変身するのを待ってくれるモンだと思っていたのに・・・
薄れ行く意識の中で、犯人の逃げる姿が・・・
耳元では店員が、
「お客様、電池代を・・・」
と、言ってきやがる!
それよりも・・ナースムーンのDVD、昨日返すの、忘れ・・た・・
「お客さん!電池代!」
こうして僕のヒーローとしての活躍・・・いや、人生そのものが終わりました。