新たな桃太郎伝説3
昔、昔あるところにおじいさんとおばあさんと二人の孫の桃太郎がいました。
おじいさんは山で迷子になり、おばあさんと桃太郎は、川に行くか海に行くか選択中であった。
その頃隣村に住んでいるおばあさんが川で洗濯をしていました。
すると川から大きな桃が流れてきました。
おばあさんはその桃を持ち帰りました。
家に帰ると、知らないおじいさんがいました。
「あんた誰?」
と、おばあさんが尋ねると
「わしは隣村に住んでいるおじいさんじゃ」
と、答えました。
「いや、隣村にじーさんたくさんいるんじゃが……」
「孫の名は桃太郎じゃ」
「おお~桃太郎さん家のおじいさんか」
「そうじゃ!迷子になってしまってな~…ん?おいしそうな桃じゃのう」
「だべ」
おばあさんと隣村の桃太郎さん家のおじいさんが、桃を切ろうとしました。
だが、その時、桃の中から子供が出てきた!
「だ、だれじゃ?」
おばあさんが尋ねると、
「生まれたばかりでまだ名前がありません」
と答えてきた。
「生まれたばかりでなんでしゃべれるんじゃ?」
と、隣村の桃太郎さん家のおじいさんが尋ねた。
「桃の中で勉強したので、日本語以外にも英語も話せます」
その答えに二人は無視し、桃の実を食べていた。
「あのう、僕の名前を考えてもらえませんか?」
「大きい桃だと思い喜んでいたら、お前さんが中にいた分、実が少ししかないではないか!」
と、おばあさんは激怒した。
隣村の桃太郎さん家のおじいさんは子供の名前を考え、鬼太郎と命名した。
「おにたろうって…桃から生まれたんですからここは桃太郎じゃないんですか!」
「阿呆!桃太郎の名はすでにわしの孫につけてあるんじゃ」
「でも鬼太郎って…それじゃあ読みをきたろうにしていいですか?」
「いいわけないじゃろう!」
と、隣村の桃太郎さん家のおじいさんまでもが激怒した!
「というわけで、お前わしの孫の桃太郎に退治されに行ってこい!」
「いや、何で!?」
「なんでもいいから…あと、桃太郎とわしのばーさんにヨロシク!」
「えっ?あなたは帰らないんですか?」
「疲れたから今日はこの家に泊まることにしたんじゃ」
「(なんもしてないじゃないか…)」
「早く行け~」
激怒しているこの家のおばあさんと隣村の桃太郎さん家のおじいさん二人に追い出されてしまったので、鬼太郎(読みはおにたろうです。きたろうと読まないように…)は仕方なく桃太郎に退治されに行きました。
途中犬に噛まれ、サルに引っ掛けられ、雉の糞が頭に飛んできて、ボロボロの状態で桃太郎に退治されるために、桃太郎の居場所を探し、川に着くと桃太郎さん家のおばあさんがいました。
桃太郎さん家のおばあさんに今までのことを説明したら、「じーさんめ、浮気しやがって」と、その怒りを鬼太郎にぶつけた。
だが、桃太郎の居場所が分かった。
どうやら桃太郎はナンパしに海に行ったらしい。
鬼太郎は急いで桃太郎のところへ向かった。
自分が退治されるために…
だが、桃太郎に退治される前に力尽き、砂浜で倒れていたら、5人のいじめっ子にいじめられた。
その時、浦島太郎というあだ名の金太郎が通りかかり、助けてくれると思ったら、そのまま素通りしていった。
その後、鬼太郎は病院に運ばれ、奇跡的に一命をとりとめたとさ。
めでたし
めでたし