ラーメン屋
僕の名前は大空翔29歳。
仕事はパン工場で働いている。
「は~今日もよく仕事した。腹減ったな」
すると目の前にラーメン屋があった。
だが店の名前が…
ラーメン屋ピザ屋
なんでラーメン屋なのに店の名前がピザ屋なんだと思った。
だがちょうどラーメンが食べたかったし、お腹も空いていたので僕は店に入った。
「アリガトウゴザイマシタ!」
いきなり女性店員にお礼言われた。
「あのう、今来たんですけど」
「スイマセン。マダ、アメリカニキタバカリデ」
「ここ日本です」
「ニホンゴ、ムズカシイ」
とりあえず僕は席に座った。
なかなかいい店だな~
女性店員は可愛いし…
大将も頑固そうだけど、そういう人ならこだわりのラーメン作ってくれそうだ。
「ミミズヲドウゾ」
「いや、これはお水です」
「ニホンゴムズカシイ。アト、イイワスレマシタガ、コノミセイヤラシイミセトチガイマスカラ」
「分かってるよ。それよりラーメン屋なのになんで店の名前ピザ屋なの?」
「タイショウガチュウカリョウリガキライデ、ピザガスキダカラデス」
「(だったらピザ屋をやれよ)まあ、いいやチャーシューメンと餃子を」
「チョウシュウリキとギョウスイ?」
「全然違げ~よ」
「チャーシューメンと餃子」
「チャーシューメントギョウザデスカ」
「そう。あっ、僕ネギ嫌いだからネギなしで」
「チャーシューメンノネギナシ。チャーシューノホウハイレマスカ?」
「当たり前だろう。チャーシューメンにチャーシューなかったら、チャーシューメンじゃね~じゃん」
「タマニチャーシューメンノチャーシューヌキデタノムヒトガ」
「いるの?」
「イエ、イタラオモシロイノニトオモッテイルダケデス」
「…あのさアンタさっきからふざけてない?ちょっと大将!」
「どうしましたお客さん」
僕は大将に説明した。
「すいません。彼女まだ日本に来たばかりで」
「それはわかるけどさ。こっちは仕事で疲れているんだからさ」
「ワタシモ、シゴトデツカレテイマス。デモ、シゴトヲサボッテココデヤスンデイルオキャクサントチガッテ、イマモシゴトシテイマス」
「ほら、大将こんなこと言っている」
「すいません」
「それよりチャーシューメンと餃子」
「お客様うちはピザ屋なんですけど」
「ラーメン屋が店の名前だったのか!」
終