生時だよ!全員集合(ハイスクール編)
ドリフターズの「8時だよ!全員集合」やギャグ漫画及びアニメ「ハイスクール!奇面組」を思い出しながら書きました。
登場人物
教師
碇増蔵
生徒
西村健一
佐藤茶太郎
中本八時
高木弟武魂
生時だよ!
全員集合
OP
「エンヤ~指され組」
作詞:冬友高
作曲:ムナシー
歌:ドリフ組&後ろから轢かれ隊……訳ね~だろう(AKB(Aho Kasu Baka)48889)
「押忍!」
と、碇先生が読者に挨拶をしてきた。
「声が小さい。押忍!」
「読者に話しかけてどうするんだよ」
と、西村がツッコンだ。
「コッホン……え~、授業をはじめます。西村」
「起立、礼、着メロ」
「おい、何だ、着メロって、やり直し」
「(自分だってボケたくせに……)では、幽、霊、着席」
碇先生は、ハリセンボンで机を3回叩いた。
「何だ。幽霊着席って」
「いや、幽霊が着席していたもんですから……」
「そんなのどこにいるんだ?」
「碇、後ろ、後ろ」
碇先生が後ろを振り向くと、二十歳くらいの男性の幽霊が着席していた。
「ね~、本当だったでしょう」
「あのう」
碇先生は幽霊に話しかけた。
そしたらこう言って来た。
「押忍!オラ六空」
「あっ、碇です。あのう」
「何ぜよ」
「あ、いや、あのうですね。あのう……」
「騒々しいにゃ~。そうほたえなや。ワシの事は気にする事ないき」
「(何で急に土佐弁?)で、では、一時間目は歴史の授業です」
すると幽霊がこう言った。
「今の時代があるのは、ワシら攘夷志士のおかげぜよ」
「(この人攘夷志士だったのか)」
「何ちゃって」
「(な、何だこの幽霊は……気にするな)え~、源頼朝が鎌倉幕府を創設したのはいつ?」
だが、誰も手を上げなかった。
「昨日簡単な覚え方を教えたろう」
「あっ、思い出した」
と、佐藤が手を上げた。
「イイクニ作ろうガマバック」
「何だガマバックって。そんなんでいい国作れるのか?」
「あっ、間違えた。ガ枕爆風だ」
「お前わざと言っているだろう」
「茶太郎、違うだろう」
と、西村が言った。
「じゃあ、西村分かるのか?」
「はい。イイクニ作ろうソープランド」
「こら!」
先生は西村の頭をハリセンボンで叩いた。
「あっ、そうか男にとってはいい国だ」
と、茶太郎が言った。
「お前等いい加減にしろ」
と、先生は怒った。
その時幽霊の六空が笑い出した。
「ナカナカオモシロイデース」
「(なんで急に片言に?まあいいや)いいですか。あんまふざけていると、いかちゃんぶつじょう」
その言葉に幽霊はこう言った。
「おっさん、他人のギャグぱくんなや。焼きいれたろか~?」
「(今度は関西弁かよ)」
「そうだ、そうだ。てか、すでに叩いているし」
「はいはい、スイマセンでした。え~、正解はイイクニ作ろう鎌倉幕府です。でも最近は1192年ではなく1185年の説もあります。そうなった時はいい箱作ろう鎌倉幕府と覚えましょう」
「いい箱作ってどうするんだよな」
と、西村が言った。
その時、仲本が何かを数えていた。
「499、500……ふう……」
「仲本、何やっているんだ?」
「いや、自分将来、アクション俳優になるのが夢でして、体を鍛えているとこです」
「あのな。今は歴史の授業なんだぞ。ちゃんと勉強もしろよ」
「分かりました」
すると今度は、いびきが聞こえてきた。
「おい、デブ!」
と高木の頭を叩いた。
「いや、自分、アクション俳優になった夢を見てました」
「関係ないだろう。お前はな、デブゴンという名前だが、一生デブゴンにはなれん」
「すんません……ぐ~、ぐ~」
と、また寝始めた。
「もういい。次の問題。関が原の戦いが起きたのは何年か分かる人」
その時幽霊はこう言った。
「あの戦いは悲惨だった」
「あのう、もしかして、この戦に参加されたのですか?」
と、碇先生は幽霊に訪ねた。
「はあ?戦?俺はただ、昨日咳が止まらず、腹の痛みと闘ったと言いたかっただけだ。略して咳腹の戦い」
「そうですか(てか、幽霊なのに咳するの?腹が痛くなるの?もしかして前世はクローン病か?)」
なんだかんだで、1時間目が終わった。
「はい、2時間目は数学です」
「おい」
西村が怒りながらそういった。
「先生に向かって、おいとは何だ」
「だって、休憩は?」
「お前達のせいで授業が遅れている。休憩はない」
「そんな」
「ではお前達は、数学というより、算数だな。では、1+1=?」
西村が手を上げた。
「西村、田んぼの田とか言うなよ」
「いや、トイレに言ってきてもいいですか?と、聞くために手を上げたんだけど……休憩になったら行こうとしたのに、休憩がないから」
「我慢しなさい。今日は作者のネタの都合で授業が2時間だけなんだから」
「はい」
「で、分かる人は?」
誰も手を上げない。
「こんな問題も分からんのか」
「いや、足算は難しいよ。掛け算とかならいいけど」
と、西村が言った。
「じゃあ、6×6=?」
「先生、そんなの作者の生時でもできますよ。もっと難しいの出してくださいよ。最低でも3桁くらいの問題出してよ」
「じゃあ、667×527=?」
「351‘509です」
「せ、正解」
「簡単、簡単」
「じゃあ、4789×123=?」
「589‘047」
「凄いな。じゃあ、2+2=?」
「えっ?急に難題になった」
「頑張れ~」
と、幽霊が応援した。
「はい。え~2と2ニコニコ動画……じゃないな。あっ、4×1=4、8÷2=4だから、4です」
「どんな計算しているんだよ」
「間違ってました?」
「合っているけど……」
そして鐘が鳴った。
「終わった」
「帰ろうぜ」
そして4人一声に「オ・ルヴォワール(さようなら)」と言って、教室を出た。
「あいつら、頭いいのか悪いのか分からんな……」
しばらくすると西村が教室に戻ってきた。
「何だ?忘れ物か?」
「いや、先生、後ろ、後ろ」
と、碇先生が後ろを振り向くと30人近くの幽霊がくつろいでいた。
終わり
「病気と闘う人たち」の続編「クローン病に負けるな!」や「マジカルワールド」の続編「マジカルワールド3」も連載中です!
あと「銀魂」と「ドラえもん」のコラボも連載中です!