表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/24

生時だよ!全員集合(ハイスクール編)

ドリフターズの「8時だよ!全員集合」やギャグ漫画及びアニメ「ハイスクール!奇面組」を思い出しながら書きました。

登場人物


教師

碇増蔵いかりますぞう


生徒

西村健一

佐藤茶太郎

中本八時

高木弟武魂たかぎでぶごん


生時だよ!

全員集合


OP

「エンヤ~指され組」

作詞:冬友高ふゆともたかし

作曲:ムナシー

歌:ドリフ組&後ろから轢かれ隊……訳ね~だろう(AKB(Aho Kasu Baka)48889)


「押忍!」

と、碇先生が読者に挨拶をしてきた。

「声が小さい。押忍!」

「読者に話しかけてどうするんだよ」

と、西村がツッコンだ。

「コッホン……え~、授業をはじめます。西村」

「起立、礼、着メロ」

「おい、何だ、着メロって、やり直し」

「(自分だってボケたくせに……)では、幽、霊、着席」

碇先生は、ハリセンボンで机を3回叩いた。

「何だ。幽霊着席って」

「いや、幽霊が着席していたもんですから……」

「そんなのどこにいるんだ?」

「碇、後ろ、後ろ」

碇先生が後ろを振り向くと、二十歳くらいの男性の幽霊が着席していた。

「ね~、本当だったでしょう」

「あのう」

碇先生は幽霊に話しかけた。

そしたらこう言って来た。

「押忍!オラ六空ろくう

「あっ、碇です。あのう」

「何ぜよ」

「あ、いや、あのうですね。あのう……」

「騒々しいにゃ~。そうほたえなや。ワシの事は気にする事ないき」

「(何で急に土佐弁?)で、では、一時間目は歴史の授業です」

すると幽霊がこう言った。

「今の時代があるのは、ワシら攘夷志士のおかげぜよ」

「(この人攘夷志士だったのか)」

「何ちゃって」

「(な、何だこの幽霊は……気にするな)え~、源頼朝が鎌倉幕府を創設したのはいつ?」

だが、誰も手を上げなかった。

「昨日簡単な覚え方を教えたろう」

「あっ、思い出した」

と、佐藤が手を上げた。

「イイクニ作ろうガマバック」

「何だガマバックって。そんなんでいい国作れるのか?」

「あっ、間違えた。ガ枕爆風だ」

「お前わざと言っているだろう」

「茶太郎、違うだろう」

と、西村が言った。

「じゃあ、西村分かるのか?」

「はい。イイクニ作ろうソープランド」

「こら!」

先生は西村の頭をハリセンボンで叩いた。

「あっ、そうか男にとってはいい国だ」

と、茶太郎が言った。

「お前等いい加減にしろ」

と、先生は怒った。

その時幽霊の六空が笑い出した。

「ナカナカオモシロイデース」

「(なんで急に片言に?まあいいや)いいですか。あんまふざけていると、いかちゃんぶつじょう」

その言葉に幽霊はこう言った。

「おっさん、他人のギャグぱくんなや。焼きいれたろか~?」

「(今度は関西弁かよ)」

「そうだ、そうだ。てか、すでに叩いているし」

「はいはい、スイマセンでした。え~、正解はイイクニ作ろう鎌倉幕府です。でも最近は1192年ではなく1185年の説もあります。そうなった時はいい箱作ろう鎌倉幕府と覚えましょう」

「いい箱作ってどうするんだよな」

と、西村が言った。

その時、仲本が何かを数えていた。

「499、500……ふう……」

「仲本、何やっているんだ?」

「いや、自分将来、アクション俳優になるのが夢でして、体を鍛えているとこです」

「あのな。今は歴史の授業なんだぞ。ちゃんと勉強もしろよ」

「分かりました」

すると今度は、いびきが聞こえてきた。

「おい、デブ!」

と高木の頭を叩いた。

「いや、自分、アクション俳優になった夢を見てました」

「関係ないだろう。お前はな、デブゴンという名前だが、一生デブゴンにはなれん」

「すんません……ぐ~、ぐ~」

と、また寝始めた。

「もういい。次の問題。関が原の戦いが起きたのは何年か分かる人」

その時幽霊はこう言った。

「あの戦いは悲惨だった」

「あのう、もしかして、この戦に参加されたのですか?」

と、碇先生は幽霊に訪ねた。

「はあ?戦?俺はただ、昨日咳が止まらず、腹の痛みと闘ったと言いたかっただけだ。略して咳腹の戦い」

「そうですか(てか、幽霊なのに咳するの?腹が痛くなるの?もしかして前世はクローン病か?)」

なんだかんだで、1時間目が終わった。

「はい、2時間目は数学です」

「おい」

西村が怒りながらそういった。

「先生に向かって、おいとは何だ」

「だって、休憩は?」

「お前達のせいで授業が遅れている。休憩はない」

「そんな」

「ではお前達は、数学というより、算数だな。では、1+1=?」

西村が手を上げた。

「西村、田んぼの田とか言うなよ」

「いや、トイレに言ってきてもいいですか?と、聞くために手を上げたんだけど……休憩になったら行こうとしたのに、休憩がないから」

「我慢しなさい。今日は作者のネタの都合で授業が2時間だけなんだから」

「はい」

「で、分かる人は?」

誰も手を上げない。

「こんな問題も分からんのか」

「いや、足算は難しいよ。掛け算とかならいいけど」

と、西村が言った。

「じゃあ、6×6=?」

「先生、そんなの作者の生時でもできますよ。もっと難しいの出してくださいよ。最低でも3桁くらいの問題出してよ」

「じゃあ、667×527=?」

「351‘509です」

「せ、正解」

「簡単、簡単」

「じゃあ、4789×123=?」

「589‘047」

「凄いな。じゃあ、2+2=?」

「えっ?急に難題になった」

「頑張れ~」

と、幽霊が応援した。

「はい。え~2と2ニコニコ動画……じゃないな。あっ、4×1=4、8÷2=4だから、4です」

「どんな計算しているんだよ」

「間違ってました?」

「合っているけど……」

そして鐘が鳴った。

「終わった」

「帰ろうぜ」

そして4人一声に「オ・ルヴォワール(さようなら)」と言って、教室を出た。

「あいつら、頭いいのか悪いのか分からんな……」

しばらくすると西村が教室に戻ってきた。

「何だ?忘れ物か?」

「いや、先生、後ろ、後ろ」

と、碇先生が後ろを振り向くと30人近くの幽霊がくつろいでいた。


終わり




「病気と闘う人たち」の続編「クローン病に負けるな!」や「マジカルワールド」の続編「マジカルワールド3」も連載中です!

あと「銀魂」と「ドラえもん」のコラボも連載中です!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ