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レジェンド オブ シンデレラ

昔々あるところに意地悪な継母とその姉妹、そしてもう一人娘がいました。

娘の名前は桃太郎!

「えっ!?何で桃太郎なの?物語り違うし……設定間違えていませんか?」

娘の名前は桃太郎!誰がなんと言おうと桃太郎!

「私女なのに……せめて白雪姫とかかぐや姫にしてほしかった。これでは舞踏会ではない武道会に参加、シンデレラ城ではなく鬼岩城に行く事になる。てか、ここ日本なの?」


ある日、お城で舞踏会が行なわれ、継母とその姉妹はお城へ行く事になりました。


「桃太郎様、留守番お願いします」

継母は桃太郎という名前ということで、桃太郎に敬語で話しかけました。


「ああ~、私もお城へ行きたいな~」

その時でした。

怪しげなサングラスに黒い服を着た男が現れました。

名はミスター・トリック。

「お城へ行きたいのですか?」

「えっ?あっ、はい」

「では左手を出してください」

「はい」

トリックは彼女の左手の上に500円玉を置きました。

「いいですか?よく見ていてください」

「はい」

「来てます。来てます」

そういうと500円玉が宙に浮いた。

「マジックパワーです。ではこれでよいお年を」

「えっ?えっ~?帰っちゃった!何しに来たのあの人。しかもまだ9月なのに」


しばらくすると今度は老婆が現れました。

「お城へ行きたいかい?Q太郎」

「Q太郎じゃないんですけど……お城へ行きたいです」

「では名古屋城がいいか?それとも犬山城が」

「あのあそこにあるシンデレラ城に行きたいんです」

「おお、そうかならこのチケットをあげよう。デニーズランドのチケットじゃ」

「デニーズランド?デ○ニーランドらな知っていますが……」

「ここに行けば、死んでれば城があるから」

「おい~!何その名前のお城。行きたくないわよ」

「ゴダイゴのミッキー吉野のに会えるぞ」

「いや、会いたいけど、今はいいです」

「そうか。ならお婆さんもう知らないから。後でミッキー吉野に会いたくなっても知らないからね」

そう言ってババアは帰って行った。


桃太郎気分転換に海辺へ散歩に出かけた。

すると一匹の犬が亀をいじめていました。

桃太郎はすぐに亀を助けに行きました。

「何だお前は?」

「桃太郎です」

「桃太郎?(はっ!俺の伯父貴が確か雉や猿と共に鬼退治した者の名前が桃太郎……)スンマセンでした。まさかあなたが桃太郎だとは知らなかったものですから……この事は伯父貴には内緒でお願いします。足を荒い真面目に行きますから」

そう言ってワン公去って行った。

「なんかよく分からないけど、良かったね亀さん」

「はいありがとうございます。お礼にお城へお連れします」

「本当ですか!」

「はい。背中に乗ってください」

そう言って海の中へ潜って行った。

「(あらどこに行く気かしら……そういえば昔、亀を助けた青年が竜宮城とか言うお城へ行きいい思いをしたと聞いたことがあるわ)」

「着きました」

「もうこうなったら竜宮城でいい思いしようっと」

だが、看板には竜宮城ではなく、鬼岩城と書いてあった。

「えっ?あの亀さん」

「では鬼退治お任せします」

そう言って去って言った。

「おい~!あの亀野郎!恩をあだで返しやがった~」


こうして桃太郎は鬼退治をすることになったとさ。

まあ、彼女がその後どうなったか作者オレには関係ないから、めでたしめでたし





どうも生時です^^

「マジカルワールド」を書き終え、久々にコメディー書いてみました。

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