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3-Another~勇者と聖女:前編~

 時は少し戻ってレイが牢へと入れられた直後の事

 体調が優れない円を連れて、他の場所もまだ分からないので食堂へと戻って来ていた。

 用意されていた豪勢な食事は鑑定士によって毒が入っていたのを確認されたので勿体無いが全て処分済みである。

 

「あれ?カテリーナ姫様、佑兄はどうしたんですか?」

「え、ああ……あの人なら今は魔族の尋問をして頂いています。

 魔族相手に何があっても大丈夫だと言えるのはあの人ぐらいですし……」

 

 若干カテリーナの様子がおかしいとは思ったが、流石にそう言われれば信じるしか無い。

 それから少しして、円の顔色は少しづつ良くなっていったのでニーナ、それに礼は安堵の溜息を吐く

 

「大丈夫か円、あの人もいくらなんでもいきなり目の前であんな事するなんて信じられないよな。」

「何言ってるんですか、殺すでも無く最低限のダメージで敵を無力化したんですよ?褒めこそすれど責めるような事は何一つ無いと思います。」

「いやでも、無抵抗な相手にあんなの……」

 

 礼は勇者(笑)でこそ無いものの、如何にもな日本人らしい感性の持ち主だった。

 それを悪いとは言わないが、それでも被害を最小限に抑えたレイの行動を非難するのはニーナには許せなかった。

 そもそもレイがいなければ食事に盛られた毒で苦しむ羽目になっていた。

 それを回避しただけでなく犯人を追い詰め一瞬で無力化、加減を間違えて殺し掛けはしたが、円の力で回復させ円に被害が出る可能性があった中再び無力化、どれもこれもレイがいたからである。

 

「礼は毒で苦しみたかったんですか?佑兄が魔族を無力化しないで円が怪我、或いは最悪死ぬかもしれなかったのを黙って見てた方がよかったんですか?」

 

 円が死ぬかもしれなかった。

 そこまで言われて漸く礼は事態を飲み込んだ。

 円が回復させ過ぎた魔族、ソフィーヤをあのまま放っておいたら一番近くにいた円は最悪殺されていた。

 それでも、礼にとって()というものはとても、とても遠い物だった。

 事態を飲み込みはしたがそれはそれこれはこれで、やはり無抵抗な者への対応としてはレイの行動は認められなかった。

 そんなどこか暗い会話をしていると部屋を用意したとカテリーナから声が掛かる。

 

「勇者様方もまだいらっしゃったばかりで、しかもあんな目に合われてお疲れでしょう。

 早いですがお部屋でお休み下さい、軽食も後で届けさせますので」

 

 メイドに先導され各々部屋へと入る。

 ニーナは直ぐに円の部屋へと行ったが、礼はベッドに倒れ込んでそのまま意識を落とした。

 

「もうすっかり調子良くなってきたみたいですね。」

「ふふ、ニーナちゃんのお陰だよ。

 でもあの人、佑さんには悪い事しちゃった……」

 

 円も極普通の女子高生ではあるが、礼に比べれば幾分かマシなぐらいには現状把握が確りと出来ていた。

 血を見て顔を青くして、心配してくれて伸ばしてくれた手を、その状況を作り出した相手だからとその手を払ってしまった。

 その事に後悔をしていた。

 

「佑兄なら全然気にしてないと思いますよ。

 そりゃ助けた相手に拒絶されれば少しは悲しいとは思いますけど、円が手を払った理由もちゃんと分かってる筈です。」

「ニーナちゃんは佑さんの事よく分かってるんだね、元々の知り合いって訳じゃ無いんでしょ?」

「正真正銘初対面ですよ、ただ佑兄の感性や考え方ってとても私に似てるんですよね。

 それに一目惚れした相手を私が信じられなくてどうするって話ですよ。」

「一目惚……え?ニーナちゃん本当?告白してきた男子片っ端から振ったニーナちゃんが本当に一目惚れ?」

 

 ニーナはとても可愛く、人懐っこい正確をしている為留学してきて直ぐに人気者になった。

 来て間も無い頃は何人もの男子に告白されたがそれらは全て断っている、その時のニーナは一目惚れという言葉は知っていたし、言葉の意味は理解していた。

 しかしながら自分自身の感情としては理解出来ていなかったし、よく知らない男と付き合うなんて考えられなかった。

 円がニーナと仲がいい理由は円はニーナが来たクラスのクラス委員で、学校の案内や勉強を教えるなど何かとニーナの世話を焼き、共に過ごした時間が一番長い為自然と仲良くなり、ニーナにとっての一番の友達は間違い無く円だ。

 礼は円の幼馴染で、基本的に何をするのも円と礼は一緒にいたからニーナも自然と礼と一緒にいただけで、礼の事はニーナは別に友達だとは思っていない。

 普通に会話もするし一緒に遊びに行くのも問題無い。

 しかしニーナは礼の性格がどうしても自分に合わなかった。

 礼が嫌いだとまでは言わないが、その性格の所為で友達だと思える程度に好きになる事も出来なかった。

 暫く暗くなりそうな話題は避け、そういった明るい話に努めていると円が欠伸を一つする。

 周りを見渡しても時計は見当たらなかったが窓から外を覗くと月が真上に来そうなぐらい、恐らく十時過ぎから十一時の間ぐらいだろうか。

 

「もうすっかり遅い時間になっちゃったね。」

「おっと、明日から忙しくなりそうですしそろそろ寝るとしましょうか。」

 

 お開きとなりニーナは部屋へと戻り、円もそのまま床に就く

 そんな中二人よりも早く寝てしまった礼は日が昇る少し前ぐらいのまだ薄暗いタイミングで目覚めてしまう。

 目覚めて僅かな頭痛を覚え顔を顰め、そして周りを見渡す。

 

「ここは……ああ、そうか勇者召喚とやらで別の世界に連れて来られたんだっけ……」

 

 礼は所謂オタクでは無い。

 だから今の状況に対して前情報を何も持っていなかった。

 円とニーナ、と言うよりはニーナが一方的にそういうオタク的な話をよくしていたのを聞いているのでまるっきり分からない、という訳では無いがその知識は一般人に毛が生えた程度である。

 

「少し状況を整理しよう、放課後いつも通り三人で下校して円とニーナが話しているその少し後ろをボクは歩いていた。

 それでニーナと別れる交差点まで後少しという所でボクの足元とそれとは別で円とニーナの足元に模様……確か魔法陣?みたいのが突然現れて眼を開けてられない程に光って、次に目を開けたらもう目の前にカテリーナさんがいた……」

 

 現在の状況整理の為に声に出して召喚された時の事を思い出していたが、結果は何も分からない、という事が分かっただけだった。

 そもそも事前知識の全く無い礼ではいくら考えても分からないものは分からない。

 知識のあるニーナ、それにレイですら現状を正確に把握しているのかと言えば、知識があったとてそれは判断材料の一つでしかなく、完璧に理解する事は不可能なのである。

 

「円……」

 

 分からない事をいつまでも考えていても仕方ないと思考を切り替え、そして円の名を呟く

 円と幼馴染である礼は物心ついた時から円とずっと一緒にいた。

 そんな礼でもあんなにも顔を真っ青にして震える円を見たのは生まれて初めてであった。

 そんな円の姿を思い出してその身を震わす。

 礼のその顔はモデルの様に整っていて、突出している、とは言えないが勉強もスポーツもそれなり以上には出来、天才では無いが秀才で、男女共に好かれる存在だった。

 そんな一般、とは言えない礼だがその感性は日本人の高校生として極々普通のものだ。

 それ故にレイに対する忌避感を持っている訳だが、そんな普通で平凡な日本人らしい日本人の感性をしている礼だが、ある一点に置いては異常とも言える執着をしていた。

 

「円……円…………円……円…………円ッ!」

 

 円の青ざめて震える姿を思い出しながら、何度も何度も円の名を呼び、露出させた己の屹立した下半身を扱き、軈て白濁の液体を自らの手へ放出する。

 レイへの忌避感、それはその感性からのものではあるのだが、それだけでは無い。

 それはレイが、『礼が見た事の無い顔を真っ青に染め身を震わせる円』を引き出したからである。

 礼の執着の対象は円だった。

 それは恋慕なんて可愛らしいもので無く、それはあまりにも独善的で独占的感情、円には正も負もありとあらゆる全てを他の誰でも無く自分に、自分だけに見せてもらいたいと常々思っていた。

 礼は片手で器用に下着とズボンを履くとそっと自分の部屋を出て、周りに誰もいないのを確認すると円の部屋へ入りベッドで寝ている円へと近付く、円は一度眠るとちょっとやそっとでは目覚める事は無い、というのを礼はよく知っていた。

 礼は円のスカートを捲り下着を露出させる、勿論円がこの程度で起きる事は無い。

 そして下着の上から陰部へその手にある白濁の液体を塗りたくるように擦り付ける。

 ここまでしても起きない。

 起きないという事は最初から分かっている。

 これ以上の事をしても起きなかった実績がある。

 とは言え流石に寝ている円に最後まで致す、なんて勿体無い事(・・・・・)はしていない。

 それが無理矢理で恐怖に染まった表情か、好きあって笑顔や感涙を見せてくれるのかは分からないが、最後までするなら寝ている時にだなんてのは礼の中で愚策も愚策だった。

 

(ああ円、今日も可愛いよ、昨日も可愛かったし明日も明後日もずっと可愛い。

 でもボク以外にあんな感情見せちゃ駄目じゃないか。)

 

 心の中で円に対して色々と言いながら円の身体を弄る。

 それは時に衣服の上から、時に直接地肌を、触れている内に再び下半身が硬くなる。

 どうするか、なんて考える間もなくズボンを、下着を脱ぎ捨てる。

 自らの下半身を円の下半身へと潜り込ませ、円の陰部を硬くなったモノで刺激する。

 陰部に己を擦り付けながら身体中に唇を落とす。

 だが円の唇を奪う事もしない、致すのと同様勿体無い(・・・・)から、今している事は真面な人間では無いどころか狂人と言ってもいいが、礼は礼なりに矜恃があるらしい。

 暫くただ陰部へと擦り付けていたが最高潮、とばかりに円の太腿にモノを挟んで腰を振る。

 間も無く果てる、そう感じた時そのまま放出するか或いは円の身体のどこかに放出するのが常だったのだが、しかしこの時は一瞬、本当に一瞬だけレイの、自分の知らない円の感情を引き出したレイの存在がチラつき普段ならば絶対にしない行動に出てしまう。

 果てる直前、太腿からモノを離し円の下着をずらす。

 そして直接円の陰部へ己のモノの先を宛てがい、僅かな刺激を加え、そして円の内部へと放出してしまう。

 

(しまった……なんて勿体無い(・・・・)!この瞬間円が起きてれば、目覚めれば、一体どんな表情をボクに向けてくれたのか!)

 

 白濁の液体が溢れる円の陰部から視線をその顔へと移す。

 円は寝ている、所謂膜を破った訳でも無くただ宛がって感情の赴くままに己の精を吐き出しただけ、流れ込む感覚は礼には分からないが、あれだけ身体中を弄っても起きないのだからこの程度で起きるとは思っていなかったが、今直ぐに目覚めて欲しいとも感じていた。

 流石に自ら円を起こそうと思う程には肝が据わってはいないが、非難するのか受け容れてしまうのか、目覚めて自分の事を見て欲しい、という感情が存在しているのも間違いなかった。

 

(ああ……ボクは、ボクは!ああ!勿体無い(・・・・)!なんで目覚めてくれないんだ!でも目覚めたらこの関係が崩れこんな事も出来なくなる!ああ!どうすれば、どうすればいいんだ!)

 

 様々な感情が渦巻く、普段なら後処理を確りとするがこの時は感情に支配され、自分の下着とズボンを持ってそのまま部屋を出て自らの部屋へと戻ってしまう。

 

「くそッ!くそッ!なんなんだよ!あの男がいなければこんな事にはならなかった!それにニーナ!あいつが一緒に来ていなければ円を慰めるのはボクの役目だったのに!あの男といいニーナといいなんで周りにはボクと円の邪魔をする奴しかいないんだ!ニーナは女だから円の近くにいる事をまだ許してるけどあの男は許せない!ボクの円に触れようとしやがって!あんなにもボクの円に近付きやがって!ああ、でもあの男の手を振り払った円は本当に素敵だった……一体どんな瞳をあの男に向けたのか、ああ見て欲しい、ボクもそんな眼で見られたい!くそッ!なんであの男なんだ!なんであの男が円にそんな目を向けられるんだ!ボクは!円が!こんなにも好きなのに!愛してるんだよ円!円、円、円、円、円、円、マドカ、マドカ、マドカ、マドカマドカマドカマドカ!ああ!愛してる、愛してる、愛してる、アイシテル、アイシテル、アイシテル、アイシテル、アイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテル!ああ、円の事を考えてたらまた勃起しちゃった、また円のところに行こうか、いや駄目だ今のままだと次は円の処女を衝動で奪っちゃうかもしれない、それは駄目、それは勿体無い(・・・・)!どうしようか、ボクの男根を無理矢理挿入され苦痛に歪む顔でボクを見る円も見たいし幸せそうに涙を流しながらボクの男根を自分で挿入する円も見たい!ああ、円、円、円、どんな円でもボクは好きだよ愛してるよ、でも処女喪失が一回しか無いのがボクにとってとてもとても悲しい!初めてを苦痛と恐怖でいっぱいにして無理矢理奪われる円も幸福感に包まれて笑顔と涙で初めてを迎える円もどっちも見たい!」

 

 部屋へ戻った礼は叫ぶ様に感情を吐露する。

 先程までは寝ている円が近くにいた事で我慢していたが、部屋に戻って一人きりになった為に抑えきれなくなり感情が爆発したらしい。

 そして礼もニーナを友達とは思っていなかった。

 どころか邪魔者だと考えていた。

 突然やってきて自分の円を奪ったニーナが円と一緒にいる事を我慢出来ているのはニーナが女で、いつかは日本からロシアへと帰るから、だから表面上は笑顔を取り繕ってニーナが円と仲良くしている姿を我慢して見ていた。

 その我慢の効かなくなった感情の吐露は廊下まで聞こえる程の声量で、誰かがいれば間違い無く聞かれる。

 

(本当に私はその性格が大嫌いですよ礼)

 

 ニーナは礼の部屋の扉に背中を預けそれを聞いていた。

 礼は円の部屋へ入った時、気持ちが急いていたのか扉をきっちりと閉めていなかった。

 目覚めたニーナは部屋へ案内される時その途中にあった中庭で風に当たろうと考えて部屋を出た。

 部屋の順はその中庭から見て礼、円、ニーナだったので中庭へと向かえば必然円と礼の部屋の前を通る。

 そして円の部屋の前を通った時に僅かに扉が開いている事に違和感を感じた。

 ニーナは間違い無く寝る時に円の部屋の扉を確りと閉めてから出ている、一度寝たら朝までぐっすりだというのも円本人から聞いていた。

 そうなると円の部屋の扉が開いているという事は誰かが入ったという事である。

 だからこっそりと隙間から中を覗き込んだ。

 部屋の状況を見て驚いた、なんて事は無かった。

 流石に最後モノを宛がって果てたのを見た時は声が出そうになったがそれもなんとか抑えた。

 その後ぶつぶつと言いながら下半身丸出しで出てきた礼を見て慌てて姿を隠し、そして礼のあの感情の吐露を聞いたのである。

 

(本当に救いようが無い男ですよね、円が気付いていないと思ってるのは本当に滑稽です。)

 

 礼の行為を見て驚かなかったのは、ニーナが円に相談を受けているから、確かに一度寝たら朝まで起きない円だが、あれ程の事をされていて全く気付かない程鈍感では無い。

 確かに礼は後処理を完璧にして行く、だがそれは身体を拭いたり衣服を直したりゴミは持ち帰っている、事後の処理としては確かに完璧だろう、だがそれは双方同意の場合の処理だとしたら、だ。

 例えば匂い、あれだけ触られれば、吐精すれば匂いが残る、本来触れられない様なところにそんな匂いが残っている。

 例えば違和感、身体中弄られ、モノを擦り付けられ、無遠慮に精をかけられれば身体中に違和感を感じる。

 そして何より朝目が覚めた時にその残り香や違和感を感じるのが必ず礼が来た日なのだ。

 これがよくマンガやアニメ等で見かける窓からお互いの部屋へと入れる構造だったならば確信とまではいかなかったかもしれないが、普通に考えてそんな構造は現実には無い、だから礼は普通に玄関から入って円の部屋へ来る、そして円が先に寝てしまい起きたら礼の姿がない、そしてその残り香と違和感である。

 これで気付かない訳が無いだろう。

 

(はぁ……そういえば礼はなんの処理もせずに慌てて出て行きやがりましたね……………なんで私が礼の尻拭いなんか。)

 

 ニーナは礼の部屋の前から円の部屋へと向かう。

 中を覗くと円はまだ寝ていた、ほっとして部屋へ入る。

 近付き円の姿を見ると衣服は乱れ、肌には恐らく礼の汗や唾液などの体液が付着している。

 それを見て大きく溜息を吐く、周りを見渡して身体を拭く為にあるのか厚手の布を見付ける。

 元の世界のタオル程上等では無いが、仮にも王城の客間にある布なのでそれなりの物ではあった。

 その布で円の身体を拭き衣服を整える。

 陰部に関しては嫌々ながら第一関節ぐらいまで指を入れて掻き出した。

 それ以上深くは円を傷付けかねないので浅い部分だけに留める、宛がっただけだからそこまで深くには達していないとは思いたい。

 礼の後処理を終え、円を拭いた布はこの部屋に置いておく訳にはいかないので持ったまま円の部屋を出た。

 

(あー、明るくなってきましたね……どうしよ、今無性に会いたいですよ佑兄)

 

 窓から見える景色が白んで来ている。

 何故だかどっと疲れを感じて円の部屋の扉に体重を預けてその場に座り込み、愛しい相手を思う。

 再会するのは約二ヶ月も先の事、それを知らないこの時のニーナはレイが戻ってきたら目一杯甘えてやろうか、なんて考えていた。

 ゆっくりと立ち上がり、ここにいても仕方が無いと部屋へと戻り使用済みの布をゴミ箱に棄ててベッドに腰を下ろす。

 部屋の窓から指す陽の光がニーナを照らす、訓練とか言ってただろうか、訓練が嫌だという訳では無いが自分のステータスを考えると正直気が滅入ってしまう。

 そしてニーナの異世界生活二日目が始まる。

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