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月下の歌姫 メアリー

 新独立区のある市で「歌姫」と呼ばれている。

 孤児院で隔離された生活を送ってきたことから歌うことが自分が生きるために必要なことだと思い込んでいる。

 誰よりも歌を愛し、歌に愛され――自分を見失った少女。

 幸せな子供時代を送った人は、もっとも幸運な人だといえます。


〔本名〕

 メアリー・ジャム


〔二つ名〕

 月下の歌姫


〔性別〕

 女性


〔年齢〕

 約16歳

 ※ 孤児のため正確な年齢は不明。


〔誕生日〕

 9月6日


〔身長〕

 173cm


〔体重〕

 53kg


〔体型〕

 ちょうど良い。

 全身にやけど跡がある。


〔趣味〕

 新しい音楽を聞くこと/散歩/道で会った子供たちに馳走すること/市で幸せそうに笑う子供を見ること


〔性格〕

 悲観的/静か


〔得意〕

 料理/毒草かどうかを見分けること/毒が入っているかどうか見分けること/人を笑顔にさせること/歌うこと


〔苦手〕

 歌うこと/しっかりとした作法/崩した言葉遣いで話すこと、話しかけられること


〔好きなもの〕

 子供の笑顔/単純な味の料理


〔嫌いなもの〕

 子供の泣き顔/高級食材を使った濃い味の料理/馬鹿な人/孤児院


〔最近の悩み〕

 貧民街の子供たち姿を見せてくれないこと。


〔家族構成〕

 いない。

 「きょうだい」と呼ばれる同じジャム孤児院で育った収容児は、五十名近くいた。数人とは今でも交流が続いている。


〔人間関係〕

 ルーズベルト

孤児院から追い出されたメアリーを拾い、「月下の歌姫」として世間に広めた。紳士な振舞とは裏腹にかなりの策士で、メアリーはいつも言いくるめられている。数年前に姿を消した妻を探しているため、半年は新独立区の外にいる。

 A・サドウィン

ジャム孤児院の院長。その残虐なやり方から収容児たちから恐れられる。様々な拷問器具や薬品、本が並ぶかび臭い地下の院長室から院内を常に監視している。

 クィン

  ジャム孤児院の副院長。メアリーの動向を監視している。

 ジョージ

  「月下の歌姫」に心酔する中年冒険者。酒場で歌うメアリーに大量の投げ銭を入れている、「月仕え」の一人。独り身。悪酔いはしないが、素面(シラフ)でも酔っ払ったように気分が高いのでメアリーからは少し煙たがられている。しかし本人は、それもいいと言っている。


〔一人称〕

 わたし


〔二人称〕

 あなた様


〔三人称〕

 〇〇様


〔概要〕

 月の出た夜にだけ酒場に現れる神出鬼没の歌姫。

 その歌声には人を癒す効果がある。実際に、メアリーは歌声を通して精神的治癒を行っている。

 歌われるのはゆったりとした曲が多く、そのほとんどはメアリーの即興曲で独唱。

 過去に囚われており、月が出る日は眠れないため、歌を歌っている。

 酒への耐性が強く、酒比べをしては酒場の酒を空っぽにしている。

 声が焼けることはないらしい。

 地下街に住んでおり、猫目が効く。

 

 


〔台詞〕

 宴の始まり/

「こんばんわ。わたしの舞台にお集まりいただき、誠にありがとうございます。今宵もお楽しみくださいませ」

 自己紹介/

「初めまして、わたしはメアリーです。「月下の歌姫」なんて大層な名前がついていますが、本当はどこにでもいるようなただのちょっぴり歌が上手な町娘です。歌以外の質問は禁止ですよ。年齢を聞く、体重を聞くだなんて最もいけませんよ!」

 独り言①/

「あの夜のように月がきれい。どうしてわたしは皮をかぶって生きないといけないのかな。歌姫なんてやっぱり、わたしには荷が重すぎる。ほかの歌姫(ひとたち)みたいに全然上手じゃないし。実際、わたしの名前が広まったのはルーズベルトさんのおかげだしな……。わたしももっと頑張らないと」

 独り言②/

「孤児院に戻るぐらいなら、声が枯れて歌が歌えなくなった方がマシ。絶対に絶対にうまくなってやる。名実ともに歌姫になってやる!」


〔用語〕

 新独立領/守護群国の領主革命により独立した十六のうちの十一の領が領土。二大軍国に新たに加わる形で三大軍国の一つに仲間入りした。軍隊による監視が行われ、首脳部の半数が軍部出身。独立して十数年と間もないが国家としては安定している。

 ジャム孤児院/現院長の祖父が創設した孤児院。新独立領領都に位置しており、収容児の半数以上は平民街で拾われた。年中経営難。

 月仕え/メアリーのファンの総称。その中でも特に投げ銭を入れている人間は「月帝」と呼ばれていたりする。ちなみにこれは公認で、それを聞いたメアリーは「まあ、いい名前だね……」と苦笑いを浮かべていた。

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