第8話 ユーリの旅立ち②
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爵位についてですが、本作品における設定では騎士爵は領地持ち貴族には2人に任命することができ、国王は無制限とします。上記の2人とは領地もち貴族はお抱えの騎士団や魔導士を持つので、騎士団長と魔導士長がその爵位を受けとることになります。また、王城勤務の騎士団に関しては騎士団内で一定の地位以上であれば騎士爵が下賜されることとします。準男爵は、文官貴族として、王都で政務に携わります。
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街を離れてから2時間ほどがたった。
「レヴィア、そろそろ分かれ道に着くけど、まずはどこに行く?南に向かうか、王都へ向かうか。」
「まずは王都が良いんじゃないかな。王都は一番魔物の被害が少ないし、でも、魔物も雑魚だけじゃなくて多少強いのもいるみたいだから、冒険者目指す人はまず王都で登録してそこで冒険者のイロハを学ぶみたい。」
「うーん、確かにそれが良いか。」
そんなわけで俺とレヴィアは王都に向かうことになった。道中たまに魔物が現れたりしたが、俺が動く前にレヴィアが一撃で倒していたので俺は結局一度も戦うことはなかった。譲るように頼んでもダメって言うんだよね。まあ良いけどさ。。。そんなこんなで今日はあっという間に日がくれた。
「今日はもうここらへんで野宿の準備をしよう。」
「うん。もう疲れたよ。私これからご飯作るからユーリテント張っておいて。」
「はいよー」
、、、今更ではあるけど俺ってレヴィアの主なわけだよね。最近俺の尊厳がないような、、、まあ今更か。
この後俺とレヴィアはご飯を食べて両親からもらった結界石を設置してそれぞれのテントで寝た。特に何かしたわけではないけど初日だったからかすぐに寝ることができた。