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(仮題)太陽の戦士  作者: ヤンペエ
第1章 旅立ち
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第7話 ユーリの旅立ち①

俺とレヴィアは今街の門の前にいる。 


2日前の夜、今日には出発することを父さんから告げられた俺とレヴィアは1日で準備をしたり、親しい人に会いに行ったりした。俺は基本的に家にばっかいたから街に知り合いはあまりいないけどレヴィアはよく街に行くことが多かったから友達いる。なのでレヴィアはいろいろ昨日は忙しかったようだ。


俺はというと、とにかくアンリと喋った。アンリがすごい泣くもんだから、慰めるのがすごく大変だった。ただアンリも10歳になったら王都にある学園に5年間通うことになるからその時にまた会おうって約束をした。それまで2年間あるけど手紙も送るからそれで許してほしい。


とりあえずそんな感じで昨日は忙しい日だった。今俺はリュートさん達からもらった装備を身につけて、腰にゲキ父さんの形見の刀を帯刀している。ちなみにこれはセカイと名付けた。世界樹からもじっただけで安直かもしれないけど名前をつけることで大事にしたいし、世界を知りたい俺にとってはぴったりな名前な気がする。 レヴィアは俺と同様にリュートさんとカーラさんが知り合いのドワーフに頼んで服を頼んで作ってもらったらしく、それを身につけている。黒のフード付きジャケットを着て、内側に体にのラインを見せるような服を着ている。下は黒のスパッツに青の短パン、そして膝下まである黒のロングブーツを履いている。

だめだ、よくない、こんな格好していたらレヴィアに良からぬ思いを抱いて近づいてくる奴が現れるに違いない。似合いすぎだよ。。。。俺にとっても少し目に毒だよ。。。レヴィアは武器として基本的に体術と短剣を併用した近接型だから、俺と同じように肘まであるフィンガーレスグローブと武器と化したブーツを履いている。短剣も結構良い奴らしい。


旅に必要な荷物はないかって?それは大丈夫なんだなあ。

実は言うと数年前にシュウとレヴィアとバール山脈に探検に行った時に遺跡のようなものを見つけて、そこに好奇心で1人で勝手に入ったら謎の台座にハマった二つの腕輪を見つけたんだ。その腕輪に鑑定魔法を父さんにかけてもらったらどうやらアーティファクトでアイテムリングだったらしい。既存のアイテムバッグとかと違って収納上限なし。後時間も停止してる。これ見た時の父さんの顔は今でも忘れられないな。しかもまだ他にも機能がついているらしいけどそれは父さんの鑑定でもわからなかった。見た目は銀色に俺のは赤の文字が刻まれている。レヴィアにはもう1つの腕輪を渡しているけどそっちは黄色の文字が刻まれている。


引き出しにしまってたから昨日久々に取り出して身につけたんだけど、これセカイと同じで魔力で所有者登録がされるらしくて、しかもなんか付けたら腕輪の上に画面みたいなのが出てきて、それに俺と思われる姿が映ってたんだ。それで体の部位ごとに装備を設定できるらしくて、俺とレヴィアは今後フィンガーレスグローブやブーツはそこに設定して使わない時はしまおうってことにした。これは設定した武器や靴などに一瞬で変えてくれる優れものなんだ。ただこれの存在は秘密にしたほうがいいってことで、2人ともポーチ型の小さいアイテムバッグを親からもらった。これなら見られても好奇の視線を浴びたりするだろうけど、腕輪よりは何倍もましってことで。


「さて、もう行こうと思う。父さん、母さん、アンリ、シュウ、ラン、リュートさん、カーラさん、今日まで本当に大切にしてくれてありがとう。これから一生懸命頑張って、高みを目指す。そしてゲキ父さんとシュナ母さんを殺した謎の存在、それについても調べてみる。手紙は街に着くごとに定期的に送るから!みんな元気で!頑張ってくるよ!」


「ああ、例のデカブツについては気にするな。まずは自分のことを頑張れ!大丈夫、お前は強い!行ってこい!」


「ユーリ、あなたは大切な私の息子、頑張るのもいいけど絶対無理はしないで、生きて帰ってきて。私はあなたが無事であることをずっと願ってます。」


「暴れてこいユーリ、アウォーン!!!」


「お兄様、王都で絶対あいましょう!約束です!お手紙も待ってます!頑張ってください!」


「レヴィア姉様、ユーリ様共々無事をお祈りしています。今度会った時は私は勝ちます!」


「レヴィア、ユーリ、行ってこい!俺からはそれだけだ。」


「レヴィア、従者としてだけじゃなく、、、(女の子としてもユーリを見てあげなさいよ。)」


「ボフッ!!」


あれ、レヴィアがなんか小声でカーラさんに囁かれてから顔が急に赤い。まあいいや。




「それじゃあみんな、行ってきます!」





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