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平凡な戦士職の成り上がり  作者: 司純


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閑話~サラ~

初めてのレビューありがとうございますm(_ _)m

泣いちゃいました(T_T)


後、レビュー見て来て下さった方々、ありがとうございます! ブクマも嬉しです!


誤字報告も感謝━━━(≧∀≦人)━━━感謝


さて今回はサラちゃんの回です。

まさかまさかのサラちゃんの思い……


良ければご意見ご感想お待ちしております。


 初めて出会った時から圧倒的な存在だった。


 見た目のカッコ良さ、そのデタラメの様な強さに肩には精霊が!


 大量のスライムを2振りで倒したのに飄々(ひょうひょう)としているその態度……


 初めて恋心を抱いた……


 当たり前だと思う!


 颯爽と現れて、私とお兄ちゃんの命を救ってくれたんだもんっ!


 

 弟子にしてもらってからもその気持ちは変わらなかった。


 いえ! どんどん惹かれて行ったと思う。


 だってさあ、あのアバロンさんを初めて召喚した時、アバロンさんは私を殺そうとしたの……びっくりだったけど、ケンヤさんは本気でアバロンさんに怒ってた! 本当に殺してしまうんじゃないかって……


 アバロンさんには悪いけど、私の為に怒ってくれて少し……いえ、物凄く嬉しかった!


 そしてね……今も装備している2対のイヤリング。


 赤と青のこのイヤリングを貰った時も……


 本当に嬉しすぎて泣きそうになっちゃった……


 必死でおどけて誤魔化したけど……


 女の子にアクセプレゼントするなんて……反則です!


 

 そんな気持ちを日々抑えてた……、だってケンヤさんって女の子に興味ないの?


 ギルドのあの綺麗なメイさんやサチさん、その他町のお姉さんからのあからさまなアプローチに全く気付かない! 


 気付いていてワザと無視してる? いえ……違う! 


 

 超絶鈍感なんだ……




 溜息しか出ません……だって……ただでさえ子供扱いされている私なんて……絶対女の子として見られてないし、こんな超絶鈍感なケンヤさんに気持ちを伝えても冗談にしか聞こえないんじゃ……


 それに……恐い……


 気持ちを伝えたらこの弟子でいる事も出来なくなりそうで……


 もう少し待とう、せめて私が成人して1人前の冒険者とケンヤさんが認めてくれたら……



 その時、この気持ちを伝えるんだ!!



 ある日、ケンヤさんの秘密を知った。


 えっ? 別世界からの転生者? レベル90!? じ、実年齢49歳!!


 驚いたけど、もっと驚いたのがその事を知った私達がケンヤさんの元を離れてしまうとケンヤさん自身が思っている事!


 悲しかった……信用されて無いと思った……


 思わず叫んでしまった!


「そりゃちょっとは驚いたけど、私ケンヤさんが迷惑に思わない限り、絶対ケンヤさんから離れません! もっと私達の事信用して下さい!!」


 って……


 お兄ちゃんもなんか叫んでたけど……お兄ちゃんが何を言ってたのか覚えてない……


 ケンヤさんは私達を抱きしめてくれて……


 初めて見ました! 


 ケンヤさんの涙……


 ケンヤさんも苦しんでいたんだろな……


 あの日から私達の結束はより強くなったと思う!


 このままの関係が続いて私が成人したその時は必ず! 


 そう思ってたのに……


 私の気持ちを打ち砕く出来事が……



 魔王のミコトさん



 ケンヤさんと同郷で以前ケンヤさんに命を助けて貰ったって……


 あ〜あ……


 本当にあ〜あだ……


 こんな綺麗な人に適う訳ないじゃん!!


 よくわかんないけど【お付き合い】? 始めたんだってさっ!


 あ〜あだ……


 気持ち伝える前に失恋しちゃった……



 

 今、壇上でケンヤさんが演説をしている。


 カッコ良過ぎだよ……


 こんなの見せられたらまた……


 涙が滲むのをグッと堪える。


 するとケンヤさんは斬魔刀をかかげて


「我々は必ず創造主から皆を守ると誓おう!!」


 ずきゅーんだ!


 ずっきゅーんだよ……

 

 多分この後ケンヤさん、恥ずかしさの余り転げ回って悶絶するんだろうな〜



 クスっ、やっぱ無理だ!



 気持ちは抑えられません!



 ミコトさんには悪いけど……




 もうしばらくは好きでいます!!



 













 


 

サラちゃんに報われて欲しい!

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