表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/117

考察

途中まで書いてて何故が全部文章消えてしまいました…


書き直したんですが、なんか最初勢いで書いた文章が良かったような…

とりあえず投稿してみます。


もしよければ、ご意見頂ければありがたいですm(_ _)m

「知らない天井だ……」


 在り来りな表現だけど知らない天井だ!


 ゆっくり身体を起こす。


 周りを見て昨晩宿屋に泊まった事を思い出した。


「…………やっぱり夢じゃなかったな」


 窓からの景色はまだ薄暗い、とりあえずベッドから降り、部屋の明かりをつける。


 この世界電気はないが、蛍光灯の様な魔道具がある。


 明るくなった部屋の片隅に、細長い全身鏡を見つけた。


 何気なく鏡の前に立つと……


 その鏡に映った自分の姿に驚愕する!


「誰! このイケメン君……」


 改めて言おう! 驚愕である!


 短く切り揃えた黒髪は、転移前の自分の物だ。


 ただそれ以外が全くって言って良いほど別人である。


 クッキリ二重に意志の強そうな目、美しい鼻筋、キリリと引き締まった口元、身長も多分180cm近くあるんじゃね?


 ゲーム内で使っててたキャラが現実になると、ここまでイケメンになるとは……


 なんとなく宿で受付してたオリブちゃんが、赤くなってた理由が理解できました!


 もし転移前の自分が、今の自分にニコって微笑まれたら、多分ドキドキしてしまうかもしれん!

 

 そんな趣味はないですよ! はい


「オリブちゃんて10歳前後だよな……」


 元49の男からすればほぼ孫である! 幼女趣味はございません! 今後愛想良くするの控えなければ! 使命感


 容姿の事は後回しにし、現在の装備に付いて考察してみる。


 剣は外して寝たけど、他の装備は着替えるの面倒臭くてそのまま寝てしまってたから、昨晩のままである。


 ふむ……、やはり戦士を選択した時の初期装備。


 頑張って寝る間も惜しんで手に入れた装備やアイテムの数々、まさか転移と同時にリセットされた?


 泣くぞ! 泣いちゃうぞ!


 そこでふと気付く。


「アイテムボックス!!」


 急いでコンソールを開き、アイテムボックス内の一覧を開くと……


「あった!」


 ちゃんと一覧に賢也が手に入れた装備やアイテムが載っている。


「これちゃんと取り出せるのか?」


 試しにと最後に使っていた超強力な武器を取り出してみる。


「うおー! ちゃんと出たよ出た! 斬魔刀!!」




 斬魔刀は高レベルの戦士用の武器で、レベル80以上の戦士でないと装備出来ない武器である。


 単純な攻撃力も凄まじいが、斬魔と言うだけあって、物理攻撃耐性を持つ魔物や、ゲーム終盤や裏ダンジョンとかに出てくる、強力な魔人と呼ばれる者たちにもダメージを与えてくれる、いわゆる魔特化武器である。


 元々の攻撃力が凄まじいので、魔特化と言えど対人や対物にも優れた武器であり……etc




 長くなるので省略します……



 良く考えたらアイテムボックスから、普通にお金取り出せてたよな……テヘペロ


 斬魔刀をアイテムボックスに戻す。


 ついでにステータスも確認。



ケンヤ レベル90


種族:ヒューマン


職業:戦士



HP:935


MP:75


攻撃力:525


防御力:637


魔力防御:255


スピード:152


ラック:105



スキル


攻撃力upLv5 防御力upLv5 アイテムボックス



所持金2,432,800G



 …………これ明らかにチートだよな。


 まあ戦士職だから魔法は使えませんが……


 スキルも攻撃力と防御力が上がるだけだし。


 最初戦士職にもMPがあるから、レベルが上がったら凄いスキルが使えるのかも? なんて思ってたけど……



 いくらレベル上げてもスキル取れないから、運営に問い合わせしたら



運営

このゲームの世界ではどんな人種でも、大なり小なり魔力を持つという設定で、その為魔法の使えない戦士でもMPが存在します!

レベルが上がると戦士も、少しづつ最大MPが上がって行きますが、それは生活に必要な魔石に魔力を溜める為だけのものであり、戦闘に使う為のMPではありません!


 と、言う回答……なんか納得出来るような出来ないような……


 変な所でリアル感出そうとしやがって!


 話しは逸れたけど、チートには変わりない。


 今後色々気を付けないと。


 もし最後に使ってた装備そのままにピサロに来ていたら多分大騒ぎになってたかも……


 初期装備で転移させてくれた神様? 創造神? って、結構空気読めるヤツ?



 所で今のこのピサロの冒険者のレベルってどれぐらいだろ?


 まあ最初に来る街だし、そんな皆レベル高くはないだろな〜


 ただもしかしたら、ゲームと若干の違差もあるかもしんない。


 よし! 今日はそこら辺の情報収集含め、冒険者ギルドに行って冒険者登録しよう!


「身分証は必要だしな!」


 ぐるぐる……


 その前に腹ごしらえだ! 外も大分明るくなって来たし、朝食の準備も出来てるっしょ!



 軽く身支度し部屋を出て1階の食事処に向かう。



 食事処に入ると昨晩のオヤジと違い、ふくよかなおばさんが声がをかけてきた。


「おはよう、あんたが昨晩来たイケメンさんかい? うちのオリブが昨日から大騒ぎでさあ〜」


「ちょっ! お母さん!」


 オリブが真っ赤顔でおばさんを睨んでる。


 どうやらオリブのお母さんのようだ。


「イケメンかどうか分かりませんが、昨晩からお世話になってるケンヤって言います。しばらくこの宿にお世話になるつもりなんで、宜しくお願いします!」


 イケメンって言われた事や、オリブちゃんの態度になんとなく恥ずかしくなって、ほほをポリポリかきながら挨拶をすると


「あらあ、若いのに礼儀正しい子だね〜、私はジータよ、よろしくね。じゃあ早速朝食にする? オリブ朝食1人前運んできて」


 はーいと返事をし、真っ赤な顔で逃げるようにオリブは厨房にかけていった。


 とりあえず適当に空いてる席に座り、食事が運ばれてくるのを待つ。


 しばらくするとオリブが食事を運んできてくれた。


 テーブルの上に食事を並べたオリブは、コチラをチラッと見てまた走り去って行ってしまう……


 い、いや……、別に幼女趣味はないけど……なんか寂しい。


 …………オジサン泣いちゃうぞ。



 少し涙味の朝食を済ませ、冒険者ギルドに向かう。


 涙が零れないように少し上を向きながら……
















次回は冒険者組合でのお話しです。


ご指摘頂いた箇所訂正致しました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] >しばらくするとジータが食事を運んできた。 >テーブルの上に並べてくれたジータは、コチラをチラッと>見てまた走り去って行ってしまった… ここってオリブじゃ?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ