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私無双 magic ayo  作者: くろかぜ
2/3

セミ

連載向いてないかも

「お前は、誰だ?」私は長身の男に尋ねた。

長身の男は怯えたような顔をした。「すいません、人違いでした」男はペコリと頭を下げると人の流れに消えていった。

なんだ人違いか、と私も歩き出す。

何事もなく終わったかに見えたその時。

ポタポタッ。滴が降りかかる。

なにかと思って辺りを見回すと、隣に立っていた電柱に1匹、セミがいた。

「ケケッ、やつは俺に操られていたにすぎん」セミは笑った。

私はそのセミを手に取ると「んなわけあるか」と怒鳴り空へ放り投げる。わざわざ手の届くところにいるとは迂闊な奴だ。

セミは「次はもっとマシな嘘考えてやるからな」と吐き捨てて飛び去っていった。

(やっぱり嘘なのか)

つまらない奴を倒してしまった。

だがこんな奴でも勝ちは勝ちである。

しかし────

カラン、と音がして振り替えると。

フォークが落ちていた。降ってきたのはこいつらしい。

「ケケッ、ここなら届くまい」セミは数メートル上空を飛び回っている。

(確かに手が届かないな)

私は攻撃魔法を使う事にした。フォークを拾うとセミに投げ……もとい発動する。

セミはそれをかわし「当たるわけねーだろ」と挑発。挑発系魔法の効果で私の冷静さが下げられてしまった。

私は店先に展示されている虫取り網を何本もつかんで振り回した。

周囲の人か網の柄に叩かれる。

冷静さを取り戻した私はセミを無視する作戦に出た。

これで近づいて来るはずである。

「ケケッ、その手には乗らんぞ」

と言いながら突進してくるセミ。私はそれを網で捕らえた。

華麗な勝利だった。

「ちょーだい」子供が吸収系魔法を私に飛ばす。

私はセミをその子供に渡した。




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