7話カガミ暗躍
久しぶりの投稿です。読んでいただけるとありがたいです。
幹部最強決定戦の一回戦第四試合が終わった。そして第五試合が始まった。そう始まったのだだがその第五試合グールVSルーブは、なんと言おうそうまさに泥仕合二人が二人とも相手の手の内を知り尽くした双子の対決はまさに殴りあいそして勝ったのは判定でグールだった。これ以外に伝えることのない試合だった。そしてそのあとの召喚獣三連戦はいうまでもなくミア、シャメル、ディルが勝利を納めていた。
「ということで一回戦はこれまで。二回戦は明日なので今日はもう解散です。」
アリアがマイクでそう伝えると会場からは観客たちが去っていった。
「皆さんの試合も終わったようですし私はお客様をお迎えにいきましょうか。」 そう言うとカガミは何処かへとと消えていく。
その頃シェリエルに向かう道の途中では、サロメスの軍隊が進行していた。「我らは、誇り高き魔王バロメイド様の国サロメスの軍隊だ我らに今回与えられた任務はこの先にある国シェリエルを征服し支配することだ!報告によれば相手はかなりの実力者揃い、だが!我らはなんだ!?」
「「「「「「「「「「「「「「「「誇り高きサロメスの軍隊です!!!」」」」」」」」」」」」」」」
「そうだ我らは誇り高きサロメスの軍隊負けるわけがない我らの結束をシェリエルの者たちの目に焼き付けてやれそして思い知らせろ!この世で一番強い者は誰か最強であるバロメイド様の名を!!」この軍隊を率いる中級魔人の隊長ライベルトが指揮を高めながらシェリエルに進行していたその数ゆうに一万を超え魔人だけでなくオークやオーガなどといった者もいた。
するとその前方に黒い執事服の男が現れた。「皆さま御機嫌よう。」その男はこちらに話しかけてきた。
「退け進行の邪魔だ。」ライベルトそう言うがその男は、退かない。仕方なくライベルトは進行を止める。「止まれ!」そしてライベルトはその男に歩み寄り「貴様なんのつもりだ?」男に問う「私は貴方方をお迎えにあがった次第です。」男はにこやかに答えた。
「そうか貴様は、シェリエルのものであったかそのシェリエルの使いということは降伏の願いでだな。まあなんと腰抜けな聞いた話とは全く違う臆病なのだな、貴様らの王は。」ライベルトがそういった瞬間、ゴトンと音を立ててライベルトの腕が地面に落ち断面からは血が吹き出し地面を濡らしていく。「き、貴様何をする!」するとその男はさっきまでのにこやかな顔とは一変怒りに顔を歪めて「ゴミの分際でヤマト様の侮辱とは、全くこれだから雑魚は嫌いなんです。」そう言っていた。
「お前ら殺れ!こいつをぶっ殺せ!」一万の軍が一斉に男に攻撃しだす。魔法の使える者は魔法で使えぬ者は接近して攻撃を仕掛けてくる。
それらの攻撃をまるで意識していないように男はゆっくりと指を鳴らし。「目障りです。煌玉爆破。」光の玉が放たれものすごい爆音と爆風が起こる。辺りは砂埃に覆われ何も見えない。しばらくすると辺りは静寂に包まれゆっくりと砂埃は晴れた。
そこには巨大なクレーターと生物だったものたちの成れの果てが広がっていた。そこに唯一1人がかろうじて息をしていた。「ヒュー、ヒュー、ヒュー」体は丸焦げで生きているだけで苦痛だろう。「ほう、この攻撃を受けて息がありますか。手加減をしたつもりはないのですがね、なかなか頑丈ですねうちのゴブリンロードたちには数段劣りますが。いいでしょうその生命力に免じて見逃してあげましょう完全なる修復。」ライベルトの体は何事もなかったかのように元に戻った。だがその目はさっきまでのものが嘘のように怯えきっていた。「貴方に仕事を頼みたい。」
「ヒィッ!か、かしこまりました!このライベルトこの命に代えても」(この男に戦士としての誇りはあるのでしょうか?)「貴方の国の王に全滅したことを伝えてください。それと近いうちにそちらにお伺いすることもお願いします。」男はにこやかにそう言う「かしこまりました。そして恐れながら貴方様の名前は?」「そういえば私としたことが名乗っていませんでしたね。私の名はカガミ、シェリエルの王ヤマト様の執事をしております。以後お見知り置きを。それでは、ライベルトさん行って下さい。貴方にはサロメスからの退去をお勧めしますよ。」
「はい!」ライベルトはものすごい勢いで走り出した。それでは戻りますか。カガミはそう言うと再び消えていった。
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