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スマホを持って無人島へ  作者: メキシコマン
4/20

整理

30分くらい経っただろうか。


頭が冷静になってきたので重い体を起こす。


とりあえず情報を色々整理してみよう。


ここは無人島なのだろうか?


近くには俺しかいないが、もしかしたらこの島のどこかにほかの人がいるかもしれない。

いや、俺が勝手に島だと思っているだけで本当はどこか家の近くの海なのかもしれない。


そう思うと気が楽になってきた。


このスマホも他人のだし電話ができないように契約して、少しインターネットの規制を強くしているだけかもしれない。


そういえば・・・


リュックの中にスマホの他に何か入ってた気がするな。


そう思い、俺はリュックの中をあさる。


中にはモバイルバッテリーが入っていた。

しかもパッケージされている新品が3つも入っている。


『急速充電 5000mAh スマホを約2回充電可能!』


1つにつき2回か・・・


先ほどインターネットに繋いだとき、外部との連絡手段以外であれば繋ぐことができた。

つまりこれからの生活でわからないことがあれば調べることができるのだ。


もちろんすぐに帰れることを願っているが・・・


計6回しか充電はできない。なるべく節約しなければ。


ハッと俺は気付き、スマホを見た。


『92%』


冷静さを欠いていたとはいえ、8%も使ってしまったことに激しく後悔した。

だがこれから気を付ければいいだけだ。


実を言うと俺はワクワクしていた。


同じことの繰り返しの毎日を壊すような非日常。堕落した人生を変えるようなきっかけ。

それが勝手にやってきたのだ。


楽しまずにはいられない。

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