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入間の家

入間「ここが僕の家です。どうぞ中に」




養ってくれるというからさぞかし大きい一軒家なんだろうと勝手に思っていたのだが、案内されたのは普通のマンション。


男二人で狭いひと部屋に住むのか…と暗い気持ちになっていたが、中は二部屋ぶち抜きの大胆な改造をされていた。



なるほど、これなら俺も住めそうだ。




天野「意外と普通…でもないな、二部屋ぶち抜きだもんな。」



入間「実はこの部屋は天野さんがホームレスになった時のためにぶち抜いたんですよ。」



天野「いやいや。冗談きついぞ。」



入間「ハハハ」




入間「あ、お腹すいてます?何か作りますよ。」



天野「いや、今はいいや。」


チッ


入間「そうですか。」


今、舌打ちが聞こえたような…?

まあいいか、気のせいだろ。



入間「天野さんの部屋、案内しますね。」


入間「ここです。お風呂はあっち、押入れもあるので寝るなり洋服を入れたりまあ自由にしてください。」




部屋はきれいに掃除されていて、入間の几帳面さが伺えた。

俺が住んでた部屋よりよっぽどきれいで広い部屋だった。




入間「疲れているでしょうし、寝ててください。夕飯が出来たらお呼びしますね。」


天野「おう、ありがとな。」


パタン


シンプルな部屋には似つかない花柄のアロマデフューザーからは、アロマとしては珍しいように思えるヒノキのいい匂いがしていた。



花粉症にならないかすこし心配だ。


部屋を見ると、陽射しが入る少し大きめの窓、グレーがかった壁、木目調のテーブル、洋風なこの部屋に似合わない、和風の押入れ。


「なんだこれ。」


つい声に出してしまった。押入れの中は後で調べよう。

今は入間に甘えて寝るとするか。



………


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