登場人物(重要人物)
○登場人物・追加
重要人物シャルロッテと戦士たちそれぞれの宿敵について。主人公勢と比べて外見や能力の設定が曖昧です。
〈始まりの世界〉
・シャルロッテ
戦士たちを召喚した人物であり大楔石の現在の守り人。かなりの魔力の持ち主であり魔法に関しては誰よりも高い技術を持っている。「~ですわ」「~ですの」などちょっとお嬢様口調。黙っていれば儚げなか弱い美女だが実際はどんな困難にも毅然と立ち向かう強い心を持った女性。一人称は「私」で二人称は「貴方」。
金髪青眼。色素が全体的に薄め。20代前半。167㎝。無属性。
「私も貴方がたと共に戦えたなら・・・。守られてばかりでは悔しいですもの」
〈第一の世界〉
・魔神ネーソス
クレスを作り出した光の女神と対立する神。光の女神の守護する世界を奪おうと魔物を放ち長きに渡る戦いを繰り広げていた。勇者たるクレスを最大の障害であり好敵手と認めている。〈災厄〉の手下のように扱われていることが気に入らない。戦闘狂というわけではなく弱い者を相手にするのは「最強の神」としてのプライドが許さないので認めた相手としか戦おうとしない。一人称は「我」で二人称は「汝」。
筋骨隆々の大男。パワーファイター。
「それでこそ我の認めた最大の障害よ。来るがよい。汝の覚悟、見せてみよ!」
〈第二の世界〉
・ベルキス=レギナ
当代一の魔術師として〈魔女〉と呼ばれ尊敬を集めていた女性。セドナの魔法の師匠。一年前に突如姿を消したが実はとある国で戦争を始めるべく暗躍していた。対立している今でもセドナを娘か妹のように可愛がっており他者の手に掛かるぐらいならばこの手で、という歪んだ愛情を見せている。一人称は「私」で二人称は「貴方」。
茶髪と茶色の目。20代後半から30代前半。
「可愛いセドナ、私の元においで。また一緒に暮らしましょう・・・?」
〈第三の世界〉
・ベルゼルビュート
世界のあらゆる物を喰らい尽くそうとしている魔物。本能のままに「食べること」だけを求めているが知能はあるらしく、障害となるものを排除するために時に罠を仕掛けるなどする。貪欲に獲物を求める様から〈全てを喰らうもの〉という意味の名で呼ばれるようになった。一人称は「ワレ」で二人称は「オマエ」。全部カタカナ表記。
でかいスライム状の何か。手は生えてる。
「ワレ クラウモノ スベテノ ショウガイ ハイジョ スル」
〈第四の世界〉
・天王メサイス
天界を統べる王。人界、そして魔界をも支配しようと企みまず魔界へと戦争を仕掛け魔王を打ち負かしたが未だに魔界支配に至れていない。人界侵攻も人々の抵抗によってなかなか進まないため心穏やかでない。特にある事情から天王対抗の中心人物となっているエドウィンを目の敵にしている。天界人こそ絶対であり後の者は下賤と蔑む傲慢な人物。一人称は「私」で二人称は「貴様」。
金髪紫色の目。魔法主体。光属性。
「この私こそ絶対の支配者にふさわしい・・・。下賤な地の民よ、我が前にひれ伏せ」
〈第五の世界〉
・魔王イオルム
世界支配を企む魔王。魔物を使役し人間を滅ぼそうとするもフィアナ王国軍を中心に結成された義勇軍相手に苦戦を強いられている。最初は目もくれていなかった〈紅の義士〉ライオネルにことごとく配下の魔物を倒されようやく目障りな存在として認識するようになった。一人称は「我輩」で二人称は「貴様」。
黒髪黒目。角が生えてる。
「『義士』などという崇高な言葉は貴様には似合わん・・・。血に飢えた『復讐者』で十分だ」
〈第六の世界〉
・メアリアーゼ
かつて倒された魔王の復活を企む魔物。妖艶な美女の姿をしている。魔王を倒した英雄たちを憎む一方で将来有望なフィリオンを気に入っており仲間に引き入れようと画策する。全くその気がないフィリオンは度重なる勧誘に辟易している。一人称は「私」で二人称は「あなた」。
赤い髪赤色の目。露出度高い。
「それは本当にあなたの意思?残念だわ。あなたには無限の可能性があるというのに、あの忌々しい英雄たちのせいで縛られてしまうなんて」
〈第七の世界〉
・ジェラルド=ラトテップ
自分が楽しむためなら何でもする快楽主義者。傭兵ギルド〈黄金の獣王〉に一時期所属していたが目的のために首領のゴルド・ウルフを始めとするメンバーの全員を殺害。ゴルドの養子であった幼少のシルバを気紛れで生かすも最近邪魔になってきた。トリックスター的な存在で場を引っ掻き回すのが得意。一人称は「ワタクシ」で二人称は「アナタ」。ですます口調。
緑色の髪。糸目。ひょろい体格。いつも笑顔。年齢不詳。
「ワタクシは面白そうなことには目がなくて。今は最高の悲劇が見たいのですよ。モチロン、主役はアナタ方です」
〈第八の世界〉
・アポカリュプス
エルフ族が隠したとあるものを狙う魔人。エルフの末裔であるアイリスがそれを手に入れる鍵だと考えていたが逆にそれを消滅させる役割を担っていると気づき排除しようとする。そのことがアイリスに自分の使命を悟らせる要因となってしまった。一人称は「ワレ」で二人称は「ナンジ」。微妙に片言。
ほとんど白髪になっている鳶色の髪。臙脂色の瞳。見た目は中年~初老の男性。
「小娘メ・・・。ナンジの生存コそがワが唯一の誤算。今度こソ逃がしハせヌ!」
〈第九の世界〉
・マリウス大教主
ソマリア教の最高指導者。神の代行者として世界を支配しようと企む聖職者にあるまじき野心家。そのためにソマリアの聖杯と呼ばれる秘宝を求めたり様々な策を巡らせるも事ある毎にジャン一行が邪魔をするため憎悪を募らせている。元の世界では魔法において右に出る者はいないと言われたほどの達人。一人称は「わし」で二人称は「貴様」。
白髪灰色の目。80代。
「またしてもわしの邪魔をするかジャン・クロード!神を侮辱する貴様に祈る暇など与えはせぬ。死ぬがよい・・・!」
〈第十の世界〉
・フェルディナント=フォン=グレイド
世界で最も大きな島を治める貴族。海に生きる者たちを野蛮人とみなし、従順だったはずの息子がエルヴィラと共に島を抜け出し船乗りになったことに激怒。息子を誑かした悪女としてエルヴィラを敵視し当の息子は一族の恥さらしとして勘当する。権力欲の塊のような人物で一つの島に飽き足らず島々を束ね絶対王政を敷こうと企んでいる。一人称は「私」で二人称は「貴様」。「~たまえ」「~のだよ」みたいな口調。
白髪混じりの茶髪。50代後半。
「私はあのような小さな領地で収まるような器ではないのだよ。貴様のような海賊には分からんだろうがね」