世界観
この作品は「誰も原作を知らないクロスオーバー」をコンセプトに書いています。具体的に言うと「10個のオリジナル小説を原作としたクロスオーバー」ですが、原作にあたる小説はまだ完成していません。同時進行で執筆・投稿しています。そのため作者自身も先行き不透明なままで書いています。ここで公開している設定が後から変更される可能性もありますのでご了承ください。
かつては同じ、一つの世界だった
無数に砕かれ、残った楔は時の流れに消えていった
わずかにつながりを残すのはたった十の世界
-異世界の戦士たちよ、この声が聞こえるならば―
幻想の物語は<始まりの世界>より明かされる
○世界観
かつて様々な世界に引き裂かれた「始まりの世界」〈クロスヴェルト〉
引き裂かれた要因である〈災厄〉に再び脅かされている。
大楔石によって繋ぎ止められた世界。
・楔石
クロスヴェルトではありふれた石。魔力が宿っている。大きさと魔力量は比例する。大楔石は一番大きい。石同士で共鳴することがある。内包する魔力次第で何でもできる。人の思いや願いに反応する。生成方法など分からないことが多い。
・〈災厄〉
かつて楔石を巡って争うようになった人々の心に反応して楔石が作り出した存在。負の感情の塊的な存在。本能に従い全てを破壊しようとしている。当時の人々によって封じられたが悪あがきで世界をバラバラにするよう楔石に望んだためクロスヴェルトは無数の世界に引き裂かれてしまった。楔石の力を使って「かつて同じだった世界」=異世界の戦士たちの世界にも影響を及ぼそうとしている。
・守り人
大楔石を守る人。かつて〈災厄〉封印を大楔石に願ったのは当時の守り人(と大勢の人々)。世界が分かれた後も代を重ねている。魔力が高く楔石の力を上手く引き出せる。守り人になった者は簡単に大楔石から離れるわけにはいかないがそれなりに自由らしい。選ばれたことを自ら悟るものなので偽物とか出るけど大楔石の力を完全に制御できるのは守り人だけなのですぐバレる。
新規更新分14/06/05
・〈影〉
〈災厄〉の眷属。黒い塊。実体はあるが不定形で様々な姿に変わる。心を読み相手の忌み嫌うような行動を取る。攻撃手段は体を変形させて刺す、切る、絞める、殴るなど。あと精神攻撃。
・クロスヴェルトの人口
数百人。正確な人数は誰も数えようとしていないため不明。
※ネタです。昔のRPGだと実際に表示される人数ってこれぐらいだよね、でも生活が成り立ってるよね、という感じのノリの産物。現実に有り得ないだろというツッコミは受け付けます。あまり重要な設定でも無いので。
・クロスヴェルトの集落
アイン、ツヴァイ、ドライ、フィーア、フュンフの5つの町。それぞれの長は定期的に会議を開いている。クロスヴェルト全体に関わる重要事項はその会議で話し合っている。町同士の距離は結構離れているので移動手段が無いときつい。
・動物事情
馬や犬、猫といった普通の動物もいれば、フェーンやクロブといったオリジナルな生物もいる。ドラゴンやペガサスのようなお馴染みの幻想生物も。
・通貨
G。全世界共通。ただし貨幣価値は微妙に違うと思われる。
新規更新分15/08/26
・クロスヴェルトの町の結界。代々の守り人が維持してきた外敵から町を守るための結界魔法。並みの魔術師ではまず破れない強固さを誇る。この結界の管理のためにのみ、守り人は〈大楔石の祭殿〉を離れることが出来る。
・アインの町。クロスヴェルトの五つの町の中で最も人口が少ない。町長はグローゼスという老人。町の外れには〈大楔石の祭殿〉がある。一番近いツヴァイの町ですら一日では着かない距離にあるが、商人の出入りはそこそこあることと、温暖な気候で町単位での自給自足がしやすいことで人々は安定した生活を送っている。
・ツヴァイの町。クロスヴェルトの五つの町の中では最も大きい。全ての町を繋ぐ街道の結節点にあり商業が盛ん。四本の街道で東西南北の区に分けられていて、街道の交差点は中央広場と呼ばれている。
・ドライの町。一年の多くを雪で覆われている山の中にあり、厳しい気候から獣人が主な住民。町長はゴルドという壮年の狼獣人。獣人の高い身体能力を活かして山や街道の管理、街道を行く者の護衛などを主な仕事としている。