優香と奈津美、仲良し物語#3
優香と奈津美は、305室で朝を迎えました。
優香が言いました。
「ふぅ~。奈津美、おはよぉ」
奈津美は、まだ寝ぼけています。
「まだ朝っぱらじゃないの~。はやくねなよぉzzz」
優香が怒って、めざましどけいを鳴らして起こしました。
「ピピピピッピピピピッピピピピッ」
めざましどけいの音はどんどん大きくなっていきます。
その音が最大級に鳴ったとき、やっと起きました。
「なによ~(怒)え?もう朝6:30かぁ。眠いのにぃ」
このように2日目の朝が始まりました。
今日は、朝からさかなづかみです。
2人ごとに、さかなをつかんで、それを朝ご飯にします。
とれなければ朝のご飯はなしになります。
残酷な世界です。
2人は、5匹つかまえました。
水で洗い、塩漬けにし、焚き火で焼くのです。
そしてやっと食べれるのです。
朝ご飯を食べれない子は、30人いました。
そのような子は、ほかの子からの支援をもらいます。
支援をありがたく受け取るのも、自然学校の意味です。
昼は、登山です。
登山は、あぶないので昼のご飯はないのです。
たったの水500mlだけなのです。
そんな中、皆の足は、夜ご飯をたべるためにすたすたと歩きます。
そうです。いまから、夜のご飯のお米を作るため、
原水をとりにいっているのです。
午後5時ごろ下山です。
夜はピラフです。
皆、すたすたとあるいて、疲れて、
苦労して、食べれることが、みにしみてきます。
そして、この夜、眠りにつき、すーすーと息声が聞こえるのでした。