#第2話
学校に着くとすでにクラス割の紙が張り出されていた。嬉しいことにまだ人の数も少なくゆっくりと自分の名前を探すことが出来る。私の通う学校は結構大きな私立高校で、一学年1,000人も居る。そのため、自分の名前を探すのも一苦労なのだ。
((去年は人ごみの中モミクチャになりながら探したっけなぁ・・・))
と思いながら辺りを見渡し、一先ず二手に別れて探すことなり端のボードの前に行く事にした。ボードの前に行くとたくさんの人の名前が綺麗に並んでいる。誰か知り合いの名前でもあるかな?と思い探してみたが自分の名前を探すのが先だと思い直にやめた。
探し初めて何枚目かのボードに目を通していたら舞の自分を呼ぶ声が聞こへ、急いで彼女のもとへ向かった。すると、自分の目の高さ位の所に綺麗に並んで載ってあった。だが、一緒に登校してきた舞の名前が同じクラスにはなかった・・・
「舞の名前がないね・・」
「あたし隣の隣のクラスだからへいきだって!!」
「そうなの!ならいっか。あっ!高ちゃんと一緒だった?」
「そう!それ!運命だね!一緒だったの〜♪やった〜♪」
「マジ!良かったジャン!ならあたしは〜・・」
クラス割の紙に目を通すとある名前で目が止まった。
「舞・・あたしアイツと同じクラスだ・・」
((ありえない・・・))
「えっ♪マジで!良いな〜。あ、でもコンはアイツあんまり好きじゃないんだっけ?」
「う〜ん・・まぁ。」
「なんで?アイツめっちゃカッコイイじゃん♪」
「カッコイイ・・・ねぇ〜・・。」
((ありえないでしょ・・・まじで))
((かんべんしてよ・・・))
((よりによってアイツだなんて・・・))
((なんで・・・))
((なんで・・・))
((なんで・・・))
なんで水島雪あんたと一緒なのよ・・・・