序章 『普通』の『特別』な『異常考察』 -起-
初めまして、呉 西人です。初心者です。簡潔に注意点を述べさせていただきます。
・作者の自己満足を目的として始められたものであるため、クオリティーは低くなっております。
・誤字、脱字、果てに言語の間違い、勘違い多々あり。
・中二病、廚ニ病全開。
以上の内一つでも拒否反応を起こすという方、時間を無駄したくないという方は、左上にあるであろう『←戻る』をクリックしてください。
『特別』ってなんだろう。『異常』ってなんだろう。
『普通』のオレにはわからない。『普通』なオレではわからない。でも、だからこそ、言えることが一つある。
『普通』は『普通』だと。
オレの名前は朝倉 大祐。そんな、どこにでもいるような、平凡で、『普通』の名前の、『普通』の中学三年生だ。
趣味はゲームと機械イジリ。特技は、まぁ、特技というには少し抵抗があるけど、元陸上部ということもあり足が速いこと。学校での成績は中の上から中の下を行ったり来たり。今年偏差値56程度の私立高校にチャレンジするつもりでいる。そんな、これと言って特徴の無い、平凡で、『普通』の人生を送っている、『普通』の中学三年生だ。
『特別』友達が多いわけではなく、『特別』女の子にモテるわけでもない。かといって『特別』友達がいないわけではなく、『特別』女の子に嫌われているわけでもない。この間も友達二人と見回りの先生に補導されないよう気をつけながらゲーセンに行ったし、学校で幼馴染の女の子二人と昨日の夜の歌番について楽しく談笑した。そんな風に、これと言って特色の無い、平凡で、『普通』の学生生活を送っている、『普通』の中学三年生だ。
家族は、レンタルビデオ店の正社員の父と専業主婦の母、兄弟姉妹はいない。そんな、どこにでもいるような、平凡で、『普通』の家族を持つ、『普通』の中学三年生だ。
そんなオレが『特別』気になることがある。
つい最近、友達と遊びに行った時に、街中ですれ違った一人の女の子が気になって仕方が無い。これだけ聞けば誰もが思春期特有の『ソレ』と解釈するだろう。
けど、違う。
オレは『特別』記憶力は良いわけではない。それでも何故か、その女の子の特徴はよく覚えている。
喜怒哀楽を感じなかったが、素で整った顔立ち・金と茶の中間あたりの色のミドルヘアー・低い身長に豊かとはいえない体型、はっきり言うと幼児体型だったのだが、服の上からでもわかるような整ったボディライン・真昼の青空のように明るく澄んだ青の瞳に夜の闇のように深く暗い黒の瞳と、両の瞳で対照的なオッドアイ。
確かに、美人だった。
でも、そんなことはどうでもよかった。そんなものは全く気にならなかった。オレの心を惹いたことはそんなことではない。オレの心を奪ったものはそんなものではない。オレの心を惹き、奪ったものは、そのようなものとは異なるもの。
オレの心を奪った、ソレは、
ソレは……
……なんだろう?
わからない。『何故か』『普通に』わからない。
それでも、言える事は、
異った。
その女の子は、ただ、異った。
オレとも、家族とも、友達とも、街中を行き交っていた人達とも、……異った。
オレのような『普通』とは異う。かといって『特別』とも異う。
『異常』
オレではその女の子のことを形容できる言葉が思いつきそうに無い。
結局、オレがその女の子について自身を持って言える事は一つだけ。それは、
『オレとは異う』ということだけだ。
でも……何故だろう……、不思議とその女の子とは、近い将来会う気がしてくる。
初めまして。呉 西人です。今回この『創造神の備忘録』の序章に限りある時間を割いていただき、感謝のほかありません。作者が学生で、しかも気分屋であるため不定期更新で、完結させられるかどうかさえ怪しいです。せめてどこぞのギャグ漫画のように強引に完結、程度にはするつもりです。もしよろしければ、感想や批評、アドバイスなどをいただけるとうれしいです。どうか、生暖かい目で見守ってください。