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ザー

バシャッバシャッ

雨の…音…?

寒い…な。

俺は頬に当たる冷たい感触に目を覚ました。

「此処…何処だ…?」

倒れて居る体を起こす。

手には土の感覚。左側には雑木林らしきものがあり、先程迄俺が居た所ではない事を物語っている。

そう言えば体の何処も痛く無い…?刺された傷はどうなったんだ…?

徐に刺されたはずの所に目をやると、其処には白い肌には少し目立つ刺し傷の跡があった。

触れてみても全く痛く無い。

そういや俺の肌ってこんなに白かったか…?それに来てる服もおかしい、さっきまでジーンズにパーカーだったのに今は濃紺の生地の薄い和服を着てる。

しかもさっきから視界にちらちら入ってくる赤いのは何?まさかの髪?こんな真っ赤なのが!?

お兄さんさっきから頭の処理追いつかないよ!?

此処完璧に異世界じゃねぇか…



よし、先ずは状況の整理だ

・俺は前の世界(?)で刺されて多分死んだ

・これはあくまで俺の憶測だが異世界転生的なことをしちまった

・そして俺の身体は別人の物

・俺にこの世界の知識はない言語が何かもわからない


分かったこと


・ここは異世界(多分)

・俺は死んだ

・ここじゃ俺は赤ちゃん状態

以上


どーしよ…

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