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僕は君を好きじゃないけど、、、『ただ、本当の僕は君を心から受け入れていた!』

作者: 七瀬



僕の幼馴染の女の子 『柴田 新菜』は、やたらと僕にくっついてきて

言いたい放題言うだけ言って、僕の心をズタボロにするだけして直ぐに

何処かに行ってしまう...。


僕は何度も何度も、 『何故? コイツが僕の幼馴染なんだろうと悔やんで

仕方がない!!!』




僕の名前は 『西野 さく』25歳、建設業で働いている。



僕の子どもの頃のはなしをすると、、、?


僕と新菜は、幼稚園も一緒で何より僕の母親と新菜のお母さんが幼馴染だし

家も近所で、あの頃から毎日のように僕は新菜といたように感じる...。


僕の初恋の相手は、、、?

同じ組の【美広ちゃん】笑うとほっぺたにえくぼが出来る可愛い女の子だった!


その頃の僕は、、、美広ちゃんにメロメロで、何処に行くにも美広ちゃんの

後ろを追い掛け回すような、本当に分かりやすい男の子だったと思う、、、。


そんな僕を見て! 新菜が黙って美広ちゃんに何か言ったみたいで、、、?


『わたし! さくクンの事、嫌い!!!』

『えええーーえええ!? なんで? どうしてなの、、、!?』

『だって! 新菜ちゃんから、さくクンの事、いろいろ聞いたから?』

『えぇ!? 何を、、、!?』

『それは、言わない! 新菜ちゃんと【約束】したから!!!』

『なんだよ~それ!!!』

『だから! わたしはさくクンの事、だーい嫌い!!!』

『......』




僕はこの時から、新菜の事が大嫌いになった、、、!

口もききたくないぐらい本気で大嫌いなのに、、、。


どうしても、僕は新菜と会ってしまう......。





次は小学生の時だった、、、!

僕が5年生の時に、同じクラスの【天音ちゃん】に僕は告白しようと思って

朝、少し早く学校に行って天音ちゃんの靴箱に置手紙をした、、、!


【放課後、教室で大切な話を天音ちゃんにしたいから、ごめんだけど、、、?

少し僕を待っててくれないかな? 西野 さく】


...そして放課後、僕は教室で天音ちゃんを待っていると、、、?


そこに現れたのは、、、?


新菜だった、、、!


『どうして? 新菜がここにいるんだよ!』

『あのさ~凄く言いにくいんだけど、、、?』

『な.なんだよ! 言えよ、、、!』

『天音ちゃん、ここには来ないよ!』

『えぇ!? なんでだ! お前また何かしたのか、、、!?』

『なんで! 私がそんな事しなくちゃいけないのよ!』

『でも、、、今日ここに来る事知ってんの! 天音ちゃんしか、、、?』

『だから、天音ちゃんに頼まれて、、、。』

『なんで! いつもいつもお前は僕の邪魔するんだよ!』

『......』



・・・新菜は、その後黙って何も言わなかった、、、。



その次は、、、?

僕が中学2年生の時、僕は初めて付き合った女の子がいた、、、!

同じバスケ部の子で僕より1つ下の【阪奈ちゃん】


僕たちは部活が終わると、、、?

二人で一緒に家に帰っていた、、、。


『阪奈ちゃん! 今度の日曜日って? 部活ないから、一緒にデートしない?』

『うん! いいよ~どこ行く?』

『阪奈ちゃんは、何処に行きたいの?』

『ワタシは、さく先輩とデートするなら、、、? 遊園地がいいかな?』

『いいねぇ~! じゃ~次の日曜日ね!』

『ははい!』



僕と阪奈ちゃんは、日曜日に遊園地へ。

僕たちは、凄く仲が良かったし、何より僕が阪奈ちゃんといて凄く幸せだった!



僕たちは、、、?

中学を卒業するまで、ずっと喧嘩もなく付き合っていた、、、!

僕にとっての初めてのファーストキスは、阪奈ちゃんだった、、、!



そして、、、。

高校生では、バスケ部に入ってレギュラーだったから、、、?

遊んでいる暇はなかった、、、。


高校の3年間は、部活に命を燃やしていた、、、!





それから、、、?

僕が大学に入ると、、、!

グループ交際が流行っていて僕もたくさんいる女友達の1人の子を好きになる!


でも何故なのか、、、?



僕が入っている友達の中に、新菜もいた、、、!


僕は新菜の事はほっておいて、、、!

僕の気になっている女の子【真奈香ちゃん】を彼女の家の近くの夜の公園に

呼び出して、僕が真奈香ちゃんに告白する事にした!!!


『・・・ごめんね! こんな時間に、、、!』 

『別にいいのよ! 話ってなにかな、、、?』

『・・・あのね! 僕、真奈香ちゃんの事が好きなんだ、、、!』

『・・・ごめん! あたしね! 好きな男の子がいるんだ!』

『えぇ!? そうなの?』

『ううん! あたしの好きな人は東クンなんだけどね、、、!』

『・・・・・・そうなんだ、』

『まださ~まともに話もしてないんだけど、、、? どうしたら? 自然に

東クンと話せると思う、、、?』

『・・・まあ、何でもいいから話してみたら、、、? アイツいいやつだし!』

『ごめんね、こんな事、西野君に言う事じゃないよね、、、!』

『あぁ、別にいいよ! 気にしなくて! 何かあれば僕が真奈香ちゃんになんでも

協力するから、、、!』

『・・・ううん、西野君ってイイ人なんだね! ありがとう。』

『・・・うん、』




僕は、真奈香ちゃんに告白してフラれた、、、!


しかも、、、?

どうしてそうなったのか、、、?

僕は真奈香ちゃんと東が上手くいくように、真奈香ちゃんに協力する事に

なってしまった、、、!?


僕が真奈香ちゃんの好きな東に何気なく好きな女の子がいないか聞いてみた、、、?


『あのな、東ってさ~ 好きな子とかいんの、、、?』

『なんだよ~急に、、、!』

『まあ、なんだ! 気になったから、、、?』

『ああ、いるよ! 俺の好きな女の子は、柴田 新菜!』

『えええーーえええ!? アイツが好きなの? あんな女! やめとけよ~!』

『そっか! 西野って、、、? 新菜ちゃんと幼馴染なんだよな! どうにか?

俺と新菜ちゃんと上手くいくようにしてくれないか、、、?』

『えぇ!? なんだよそれ、、、? あぁ、分かったよ。』

『ありがとう!』



まあ、東と新菜が上手くいけば、、、?

真奈香ちゃんも東の事を諦めるだろうと軽い気持ちで引き受けた、、、!



でも予想外の事が起きる、、、!?


『新菜! お前、好きな男でもいるのか、、、?』

『何よ! 急に、そんな事、、、?』

『そう言えば、、、? 新菜の好きな男のタイプって? 聞いた事ないから...。』

『そうだっけ! 私、今好きな男の子いるよ!』

『...えぇ!?』

『私にだって! 好きな人ぐらいいるわよ!』

『・・・えぇ!? 誰?』

『言える訳ないでしょ! ばーーか!』

『なんだよ! ばかって!』

『とりあえず、さくには教えないから、、、!』

『...そんな、』




でも、新菜の口から好きなおとこがいると言われて、、、?

なんだか、僕の心が落ち着かない、、、!

胸がざわざわして、モヤモヤもして、イライラしてくる、、、!


ひょっとして、、、僕は新菜が好きなのか、、、!?

そんなはずがない! あんなに僕に嫌がらせしてくるような女を僕が好きに

なるはずがない!!!



僕は新菜に東と付き合ってほしいと言ったら、、、?

新菜は、悲しそうな顔で『うん』と頷いた。


今まで、新菜のあんな顔を見たことがない、、、!?


僕も真奈香ちゃんと付き合う事になって、4人でWデートする事になった。


『真奈香ちゃんは、どうして? さくと付き合おうと思ったの、、、?』

『えぇ、だって! さくクン優しいし!』

『ふーん! そうなんだ~!』

『じゃ~東は新菜のドコが好きなんだよ!』

『笑うと可愛いところかな、、、?』

『・・・ふーん。』


はじめは、4人で盛り上がっていたのだけど、、、。

もう、帰る時間になった頃、、、真奈香ちゃんと新菜が遠くの方で話を

しているのを、僕と東は見ていた、、、!


『真奈香ちゃんにもう1回聞くけど、、、? さくのドコが好きになったの?』

『あたし、、、東クンが好きだった! だけど、、、? 新菜ちゃんが東クンと

付き合いだしたから、腹いせに西野君と付き合っているだけだよ、、、!』

『・・・えぇ!? ふざけないでよ! さくはね! さくはいいやつなんだよ! 

そんな風に付き合ってるなら、さくと別れて!』

『別にいいよ! その代わり、新菜ちゃんも東クンと別れて!』

『・・・分かった、』

『約束だよ! 新菜ちゃん!』

『・・・ううん。』



次の日、、、。


僕と東は二人からフラれた、、、!

昨日、真奈香ちゃんと新菜の様子がおかしかったから、、、?

あの時、何かあったのだろう、、、!


僕は新菜に問い質した、、、!


『急に、真奈香ちゃんからフラれたよ! またお前! 真奈香ちゃんに何か

言ったのか、、、? もういい加減してくれよ!』

『...私だって! いい加減したいけど、、、? 真奈香ちゃんが好きなのは

東クンだって言うから、、、! だから、』

『・・・えぇ!? それで東と別れたの、、、?』

『・・・ううん。』

『それで、新菜はいいのか! 悔しくないのか?』

『・・・だって、私の好きな人って、、、さくだから。』

『えぇ!?』

『私が、ずっと好きだったのは、さくなんだよ!』

『・・・嘘だろう、、、?』

『ホントだよ!』

『そ.そんな、今まで何も僕に言わなかったじゃないか!』

『だって! さくって鈍感だし! それにどう言っていいか分からなかったから。』

『・・・うん、話は分かったよ!』

『・・・ううん、』

『・・・実は、、、僕も新菜こと、気になりはじめてたところだったから、、、!』

『えぇ!?』

『じゃさあ~ 僕たち勢いで! 付き合うか!』

『・・・えぇ!?』

『真剣に、考えておいて!』

『ううん。』



そして、僕は1つ分かった事があった、、、!

新菜ことは、僕はすきじゃないと思っていたのだけど、、、?


『ただ、本当の僕は新菜を心から受け入れていた!』大好きだったんだ!


今は、新菜と毎日喧嘩しながら上手くやっている!





最後までお読みいただきありがとうございます。

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