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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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3話

意外と大きな声が出た西原は、慌てて口元を手で押さえた。その驚きようからして、西原は何も知らないと冬四郎も山上も確信した。


「居ないって…どういう事ですか?もしかして、事件に巻き込まれたんですか?」


「いや、そうじゃない。朋枝学園に入り込んで調査をしてるんだよ…そう言えば、仕事の内容聞いてないような…?」


「いや、俺は最初から知らないですよ。保護者としてついていっただけですから」


山上が冬四郎に知ってるか?と聞くと冬四郎は首を横に振った。冬四郎はむつが学生として入り込む時に、転入生の保護者として付き添っただけで、他は何も知らなかった。


「保護者?どういう事ですか?むつは、菜々ちゃんの相談で悪魔崇拝の事を調べるんじゃないんですか?」


「あ、そうなのか?そういう依頼か?」


知らなかった山上と冬四郎は、へぇなどと呑気な返事をしていた。

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