表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
712/718

11話

駐車場を出て、むつは走っていく。人通りの少ない道だから、見失う事はないが踵の高い靴を履いているとは思えないくらい早い。普段から身体を動かしているはずの冬四朗と西原でさえ、すぐに追い付けそうにはない。


「あっ‼」


声を上げたむつは、急に止まると道路の向こう側を見ている。そして、そちらを見ながら後戻りするようにまた走り出した。むつの視界には、冬四朗も西原も入っていない。ただ、見ているのは一点のみだ。それに気付いた冬四朗は、立ち止まりむつの視線を追った。


「あ…あいつら…」


むつが何を追っているのか分かった冬四朗は、目を見張った。顔は見た事ないが、以前に冬四朗も関わった事のある少年と男の組み合わせ。むつはその2人を追っているのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ