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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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11話

エレベータが1階に着くとむつは、さっさと降りた。そして、駐車場の方に向かっていった。冬四朗はむつを追い抜いて先を歩き、ロックを開け運転席に乗り込もうとしたが足を止めた。


「何だこれ」


ワイパーに挟むようにして、白い封筒が置いてあるのに気付くとそれを取った。差出人の名前はないが、むつ宛のようだった。


「むつ」


冬四朗が封筒を差し出すと、むつは首を傾げながら受け取ると、すぐに封を開けた。中身は紙が1枚入ってるだけなのか、むつはそれを読むと忙しげに辺りを見回した。ぐしゃっと手紙を握り潰し、むつは何を見たのか走り出した。


「おいっ‼むつ‼」


西原が後を追うと、冬四朗も運転席のドアをばんっと乱暴に閉めると2人の後を追って走り出した。

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