表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
702/718

11話

玲子が起き上がろうとすると、むつは背中を手で支えるようにして手伝った。起き上がった玲子は、むつの後ろに西原が居る事に気付くと、軽く会釈した。


「気が付いて良かった。昨日…っていうか朝方までの事は、覚えてる?」


微笑みを浮かべながらも、余計な事を話さずにむつは聞きたい事をすぐに切り出した。玲子は記憶をたどるように、少し首を傾げた。


「えっと…床下にシスターが居た事までは」


「その後の事は?」


「全く覚えてないです…何があったんですか?というより、ここはどこですか?」


「ここはね、警察病院だよ。玲子はね、床下から飛び出してきたシスターとぶつかって床で頭を打ったんだと思う。気を失ってたから」


「え…そうだったんですか?ごめんなさい。先輩の手助けになればって思ってたのに…結局はご迷惑をお掛けして」


しょんぼりとうなだれる玲子の頭を、ぽんぽんとむつは撫でた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ