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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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2話

「まぁ、そんなわけでさ」


冬四郎が何枚も写真を見続けているのに恥ずかしくなったのか、むつは携帯を取り返すとすぐにポケットにしまった。


「いつなら暇?おじ様は前日に言ってくれたら、すぐに入れるようにするって言ってくれてたけど」


「俺、行かなきゃダメか?女子校だろ?何か入りにくいよな」


「別に、保護者として来るだけだよ?若い子ばっかりだからって何考えてんの?」


むつにじろっと睨まれて、冬四郎は慌ててぶんぶんと首を振った。


「まぁまぁむつ。そこはみやも男だからな?仕方ないと思ってやれよ。可愛い制服の女の子ばっかりだもんなぁ」


「…あっそ‼」


「違うって‼山上さん‼むつも、そうじゃないだろ…普通に行きにくいだろ。女の子は苦手だ」


「ふぅん?あたしは女の子じゃないと?へぇ…はぁ、そうですか。はいはいで、いつなら大丈夫かしら?」


眉間にシワを寄せたむつは、冬四郎の膝の上に置かれている資料を取ると、テーブルでとんとんっと叩いて揃えると封筒にしまった。


「何、怒ってんだ?むつは苦手じゃないぞ」


「もう良いから、で?いつよ?」


「…はい、そうだな」


冬四郎は上着のポケットから手帳を出すと、予定を見ている。



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