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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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11話

携帯灰皿に吸い殻を落としたむつは、携帯を確認した。迎えを頼んである、冬四朗から電話がかかってきていた。


「はーいー?」


『…疲れてるなぁ。近くまで来たけど警察も多いし、学園の前までは行けそうにないな』


「んーやっぱ?ま、仕方ないか」


『どうする?』


「テキトーに歩いてくからその辺に居て。また電話するから」


『は?歩くっておま』


冬四朗の言葉を聞かずに、むつは通話終了のボタンを押した。そんな一方的なむつを、菜々が見てくすくすと笑っていた。


「い、よっこらせぇ」


掛け声と共にむつらのっそりと立ち上がると、荷物を詰め込んだバッグを持った。服ばかりのバッグは、それでもずっしりと重たい。

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