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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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11話

「報告書と詳しい話はまた後日ね」


「うん、それはいつでも良いけど。むつ、大丈夫なの?」


菜々は血まみれの制服と、腫れているむつの顔を心配そうに見ていた。


「着替えくらいしないと…お兄さんが心配すると思うけど」


「大丈夫でしょ。そんな心配よりも先輩がうまく、あたしの事を隠してくれる事のが気になる」


口から細く煙を吐き出しながら、菜々は笑った。そして、疲れきっている幼馴染みの横顔を盗み見た。いつもと変わらない横顔なようで、どことなくいつもとは雰囲気が違うような気がしていた。だが、菜々にはどう違うのか分からず結局何も聞けなかった。

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