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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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10話

「もー…何とかしてやりますよ‼菜々、請求書増し増しにしてやるからな」


「え、あ…お、おっけ‼」


菜々がむつに向けて満面の笑みを浮かべた。むつは困ったように笑い、腕を放して貰った。


「お前、大丈夫か?」


唯一、西原が心配そうにしていたが、むつはこくりと頷いた。そして、1歩前に出た。ノアはむつに丸投げの姿勢を見せていたが、それでも菜々とダリィを後ろに下がらせるとその前に立った。


「先輩も下がってて…札ありがと」


むつは左手に日本刀を持ち、右手に札を指で挟んで持った。儀式の時に、シスターに渡してしまっていた数少ない札と人形を、むつが男の気を引き付けている間に、西原に探して貰ってきたのだ。本来なら男と少年に向けて、使うつもりであったがここで十分に札が役に立ちそうだった。

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