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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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10話

むつは眉間にシワを寄せて、男の刀をかろうじて受け止めている。刀がぶつかり合った時には、その攻撃力の強さと重さに手がびりびりと痺れるような程だった。


両足を踏ん張っていても、じりじりと押される。力ではとてもじゃないが、敵わない。だからといって、剣術で敵うのかというと、そうでもない。


「っ…はぁっ‼」


両手に力を込めて、むつは気合いを入れるように声をあげて、力で男の刃をはじいて間合いをとった。間合いをとったが、1歩引いた程度の男は、すぐに踏み込んできた。むつも負けじと、眼前で構えた刀を大きく振るった。


苦し紛れのむつの攻撃を易々と受け止めた男は、むつの力を利用してそのまま下に流した。刀と共に下を向く形になったむつの頭上に、男が振り上げた刀が迫ってきた。

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