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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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10話

「…むつ?見ない方がいいぞ」


心配そうに西原がそっと反対の手で、むつの手を包み込んだ。ひんやりとしたむつの手とは反対に、西原の手は熱いくらいだった。


「大丈夫、見てないと…対応遅れる」


「もう手遅れだろ」


「シスターはね。あたしらまで手遅れな状態にならないようにしないと」


「どうやって出る?それより…逃げてないで片付けないとダメだよな」


「うん。天使を全滅させるしかないのかな?」


むつは西原の袖から手を放すと、するっと西原の手を撫でた。むつの手が離れる前に、西原がその手を取った。ぎゅっと握ってきた西原の手は、しっとりと手汗をかいていた。

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