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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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9話

「あ、消えた」


むつがそう言うと、西原は目をすがめて祭壇の方を見ていた。まだ火柱は残っていたが、もはや飾り程度なのだろう。網目を抜けるようにして、天使が無理矢理にも顔を出してきた。


「手加減はいらないな」


「してたら、死んじゃうわよ」


ワンピースタイプの制服の上に着ていた、少し丈の短いジャケットを脱いだむつは、リボンを取りボタンを外した。そして、ひらひらしているスカートを太股の辺りに寄せ、ぎゅっと結んだ。


「あーあ…折角のスカートが」


「ひらひらして邪魔だからね」


残念そうに言うものの、西原の視線はしっかりと太股に向いている。そんな視線に気付かないむつは袖もくるくると捲ると、よしっと頷いた。




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