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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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9話

玲子がそんなに気にするほど、何かあるようには見えない。むつもよく目を凝らしてみたが、やはり分からなかった。むつが西原の方を向くと、気にしていたのかむつの方を見ていた。


むつが、ちらっと玲子を見て西原に視線を戻し、ゆるゆると首を横に振った。西原はかすかに頷いただけで、何も言わずに玲子に視線を戻した。


むつと西原が玲子を気にかけている事に、玲子は気付いていないのか凝視したまま動かない。


「玲子?」


いつまでも何も言わず、動かない玲子を気にしてむつが声がかけたが反応はない。仕方なくむつは床下収納が玲子によく見えるように、どいて西原の隣に並んだ。むつがどくと玲子が、そろそろと移動して膝をついて床下を覗きこんだ。


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