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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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9話

薄い布団の下のベッドの枠組みが、視えた。実際には暗いから見えたわけではない。頭の中に映し出されているような感じだった。


むつのように炎を自在に操れたり、日本刀を振り回して時に非情にはなれないが、これは玲子にしか出来ない事だ。他の人には出来なくとも自分にし出来ない事があると分かると、玲子はかすかに自信が持てたし嬉しかった。


玲子のそんな心情を感じたのか、むつがポケットにかけていた指を放して、注意深く玲子の後ろ姿を見ていた。むつが何かを警戒しているのだと気付いた西原は、そっと壁から背中を離した。だが、玲子はそんな風に見られているとは全く思ってもいない。


ゆっくり視線を移動させていくと、ベッドの下に空間のような物がある事に気付いた。そこにはさらに下に続く道があるように視えた。

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