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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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9話

「天使は、そもそも何だ?あいつらとダリィたちは離して考えるべき?」


「え…先輩も分かってないの?」


「うるさい。情報が少ないんだよ…あ、あーそうか、そうかも‼」


ぶつぶつ考えながら、1人で納得したり、いや、でも、と呟くむつに天使が向かってくる。むつは、ちらっと菜々の方を見た。少女は、生徒とむつに生け贄にと言っていたわりに、向こうに天使を向かわせる事がない。何も出来ないから最後でも良いと思っているのかもしれない。


「仮説が出来た。天使は形だけなんだよ、たぶん。で、ダリィの黒い部分に影響を与えたから分裂した…玲子、シスターとノアさんってどっちが古株?」


「そりゃシスターだろ?そこそこ年配だし」


今まで苗字だったのに急に名前で呼ばれた玲子は、驚いて竹刀を落としそうになっていた。それに構わず、問われたわけでもない西原が当たり前のように答えた。


「…シスターは人間じゃないのかも」


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